佐々木&奥川が“金タッグ” 高校侍初の世界一へ20選手発表

[ 2019年8月21日 05:30 ]

ダブルエースとして期待される佐々木(左)と奥川
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 「第29回WBSC U18(18歳以下)ワールドカップ」(30日開幕、韓国・機張)に出場する高校日本代表20選手が20日、日本高野連から発表された。大船渡の佐々木朗希投手、星稜の奥川恭伸投手らがメンバー入り。初の世界一に向け、ダブルエースとして大きな期待が懸かる。決勝戦に出場する星稜から選出された2選手以外は、22日に集合し合宿をスタートさせる。

 初の世界一へ強力タッグが実現した。最速163キロを誇り「令和の怪物」の異名を取る大船渡・佐々木と、この日甲子園の決勝進出を決めた総合力No・1の星稜・奥川。世代トップの2人が日の丸を背負い、チームメートとして世界に乗り込む。

 1次候補入りしていた2人は、今年4月に大阪で行われた「国際大会対策研修合宿」で初対面。お互いの部屋を行き来するなどすぐに意気投合した。佐々木にとって奥川は憧れで「センバツの奥川君の17奪三振も見た。配球とかコントロールも良いし、マネしたい」と語っていた。奥川も目の前で佐々木の163キロを目撃し「どうやったらあんな速い球を投げられるのかと聞いた。上には上がいるということを突きつけられて良い刺激になった。もう一回呼ばれるように頑張りたい」と誓っていた。今甲子園中は奥川が、岩手大会で敗退した佐々木からLINEで激励されたことを明かしていた。

 ワールドカップは米国が前回大会まで4連覇中。過去には代表メンバーから多くのメジャーリーガーを輩出しており、今大会の予選ラウンドは同組。最初のヤマ場になることは間違いない。代表の永田裕治監督は「選考委員の方々には走攻守バランスの取れた選考をしていただいた。厳しい戦いになることは必至だが、全国の高校球児の代表という誇りを胸に初の世界一を目指したい」とコメントした。(松井 いつき)

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2019年8月21日のニュース