阪神・マルテ 来日初の4番弾、胸部の違和感問題なし「大丈夫」

[ 2019年8月21日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8―0DeNA ( 2019年8月20日    京セラD )

<神・D>7回2死一塁、2ランを放ったマルテはチームメートとハイタッチ(撮影・後藤 正志)
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 来日初の4番弾だ。3発快勝劇に花を添えたのは阪神・マルテだった。5点リードの7回2死一塁。DeNA・笠井のカットボールをフルスイングで仕留めた打球は左中間スタンド中段へ飛び込む特大の11号2ランで相手の戦意を喪失させた。

 「自分の2打点も大きかったし、チームが勝てたことも大きかった。みんなで勝ちを得た試合だったよ」

 8月10日の広島戦から大山に代わって阪神104人目の4番に座った。以降、9試合29打席目にして飛び出した4番弾は7日ヤクルト戦以来、11試合ぶりの一発でもあった。

 アクシデントをものともしない怪力だった。18日の巨人戦で左胸部に違和感を訴え6回の打席で代打を送られたばかり。「大丈夫だし、試合も続くので100%の状態を保ちたい」。ソラーテは19日に2軍落ちとなったが、相棒の分までグラウンドで暴れ回った。

 初回は浜口から左翼線二塁打を放ち、チャンスメーク。浜口との今季対戦成績を7打数5安打としキラーぶりを発揮した。逆転でのクライマックスシリーズ進出へ、これからの一戦一戦が大きな意味合いを持つ中、与えたインパクトは計り知れない。仲間のため、チームのために新4番はフルスイングを続ける。(吉仲 博幸)

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