大谷 10戦連続安打、26日ぶり3割 快足生かし三塁打に二盗も

[ 2019年8月21日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス7―8レンジャーズ ( 2019年8月19日    テキサス )

<レンジャーズ・エンゼルス>2回、左中間に適時三塁打を放ち滑り込む大谷
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 エンゼルス・大谷は19日(日本時間20日)、レンジャーズ戦で2安打し、メジャー自己記録を更新中の連続試合安打を10に伸ばした。打率・302とし、7月24日以来26日ぶりに3割復帰。マルチ安打は今季31度目で、ここ10戦で7度目だ。74打席ぶりの一発を放った18日に「いい形になりつつある。明日からも楽しみ」と話した通り、好調さが光った。

 バットももちろん、足も光った。2回1死一塁から左中間を破ると快足を飛ばし、今季4本目の三塁打。三塁到達タイム11秒09は、スタットキャストが導入された15年以降ではトラウトが同年に記録した11秒01に次ぐエ軍史上2番目の速さだ。さらに二塁強襲内野安打で出塁した7回には二盗を決め、チームトップとなる今季11盗塁目をマークした。

 乱打戦となり、大谷は勝ち越し機の延長10回1死満塁ではライナーが二塁正面で併殺。11回の末にサヨナラ負けを喫した。「走者には不運な当たりだった。悔しさの残る一日だった」とブラッド・オースマス監督。勝負どころで不運な凡退となった。(後藤 茂樹)

 ≪日本選手3人目快挙なるか≫大谷はここまで355打席に立ち、残り35試合で4・2打席に立てば規定打席(502)に到達する計算だ。最近10試合で平均4・5打席に立っており、DH制のない敵地のインターリーグも残っていない。規定打席到達で打率3割以上を記録すれば日本選手ではイチロー、松井秀喜に続く3人目の快挙となる。

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