【兵庫】加古川西、止まらない快進撃 第2シード撃破し5回戦進出

[ 2019年7月21日 14:06 ]

第101回全国高校野球選手権 兵庫大会4回戦   加古川西5―4市尼崎 ( 2019年7月21日    高砂 )

<加古川西・市尼崎>勝利の瞬間本塁ベースに集まる加古川西ナイン
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 加古川西の快進撃が止まらない。3回戦で強豪・報徳学園を下し、今度は第2シードの市尼崎を撃破。2013年以来の5回戦進出に山本陽平監督は「何度も複数の走者を背負いながらも、1イニングを1点でしのげたことが大きかった」と勝因を語った。

 先発したエース・藤原俊吾投手(3年)が9安打を浴びながらも3失点と粘って137球完投。「調子が悪いなりにはいい投球ができた。初回は相手打者を意識しすぎて緊張したけ、後半はカットボールを有効に使えた」。市尼崎の強力打線を攻略するため、前日はチームのLINE(ライン)グループで情報を共有した後、さらにバッテリーを組む高見心太朗捕手(3年)とLINEで会話。分析班が撮影した映像を見ながら徹底的に相手打線を攻略した。

 掲げる目標は「打倒強豪」。2、3年生の部員が日替わりでその日の体調や食事、精神面について記入する日誌の表紙にもこの4文字が書かれている。主将を務める高見は「打倒強豪のために冬の間鍛えてきたことが、この夏に実を結んでいると思う」と話す。昨冬は大きく負荷をかける筋トレではなく、瞬発力をあげるため反復横跳びなどのトレーニングを採用。打撃面では1秒に1回のティー打撃を60回×5セット行い、振り込んできた。「どうせアウトになるときはなるので、気にせずどんどん振りに行こうと言っている。空振り三振で帰ってきてもベンチでみんなが誉めています」と高見。この日は初回一、三塁で先制の三塁打を放つと、1点リードの7回には2死二塁から中越え二塁打と2安打3打点で打線をけん引した。

 報徳学園との一戦以降、学校でも多くの人に「次も勝てよ」と激励されたという。この日は学校のある加古川市のお隣の高砂球場での試合とあって、スタンドは応援団で超満員に。藤原は「感謝しかないですね」と喜び、高見は「地元みたいなもんだし、勝つしかなかった。勝ったら全国ニュースになるぞと試合前に言っていた」と笑った。

 夏の最高成績は1974年の準優勝。無名の公立校が初の聖地に向け、さらなる進撃を続ける。

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