阪神・高橋遥 キン“29”マンDayで熱投初10K!初スライドも7回2失点

[ 2019年7月21日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-3ヤクルト ( 2019年7月20日    甲子園 )

ン肉マンデーのマウンドで力投する背番号「29(ニク)」の高橋遥(撮影・北條 貴史)
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 後半戦のローテーションの柱となりうる輝きを放った。阪神・高橋遥が7回7安打2失点で自己最多となる2桁10奪三振の力投。1―2のビハインドでマウンドを降りることにはなったが、球威、制球力、テンポの良さと、どれを取っても一線級のポテンシャルを改めて見せつけた。

 「序盤はしっかり先頭打者を出さないことを意識してできたんで、良かったかなと思います。でも、連打で点を取られたし、ランナーを背負ってからが良くなかった」

 19日の試合が雨天中止となり自身初のスライド登板で、立ち上がりから敵軍のエースにも勝るとも劣らない投手戦を展開。5回までに9三振を奪った。ただ、1―0の6回2死無走者から青木、村上に連打を浴び、バレンティンの四球で満塁とすると、中村に右前へ一時逆転となる2点打を許した。

 それでも、7回のマウンドにも上がり山崎から自身初の2桁となる10個目の三振を奪って無失点。93球の堂々たる内容に、矢野監督も賛辞を並べた。

 「投げるたびに自信というかそういうのは高まっていってる感じなのでね。スライドも初めての経験やろうし、いろんなことを経験させたいなという投球を見せてくれている。表には出ないけどすごく考えたり、メンタルで向かっていくっていうことができる。投手陣を引っ張っていくような素材だと思うので、楽しみにしてます」

 カードの初戦登板も初めて。「初戦を任されたのに、リードを許してマウンドを下りてしまったんで、もうちょっとできたかなと思う」と、さらに上を見据えた。この日は「キン肉マンDay」で自身の背番号「29」には“持って来い”の一戦で、結果的にチームも逆転勝ちした。7日広島戦以来の勝利だったが、この時も高橋遥が先発し8回無失点の好内容。この日のような投球を続ければ、自身の白星も積み重なっていくはずだ。(山添 晴治)

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2019年7月21日のニュース