【岡山】“魔曲”が後押し 倉敷翠松、初の3回戦へ

[ 2019年7月21日 18:33 ]

第101回全国高校野球選手権岡山大会 2回戦   倉敷翠松8―5岡山一宮 ( 2019年7月21日    倉敷マスカットスタジアム )

<倉敷翠松・岡山一宮>力強い音色を奏でる倉敷翠松の吹奏楽部
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 倉敷翠松が“魔曲”をバックに初の3回戦進出を決めた。

 智弁和歌山のチャンステーマで知られる、高校野球ファンにはおなじみの「ジョックロック」が今春、楽譜化され一般に流通するようになり、松浦潤弥監督(38)の要望もあってこの日吹奏楽部が初演奏。DA PUMPの「U.S.A」も大阪桐蔭風にアレンジするなどバリエーション豊かな楽曲でナインを強力に後押しした。攻撃陣は初回に幸先よく先制すると、2回には5点を奪う猛攻。6回には「1番・三塁」の菅野颯馬(2年)がダメ押しの中越え適時2点二塁打を放ち試合を決定づけた。

 同校の吹奏楽部マーチングバンド「Crystal Sounds」は15年と17年にマーチングバンドの全国大会に出場経験のある強豪。この日はオープンキャンパスへ参加する部員が欠席するなどやむを得ない事情もあり、吹奏楽部の常国真吾顧問(44)も自らトランペットを演奏した。吹奏楽部の定期演奏会では野球部員が入場整理をするなど、野球部と吹奏楽部の縁は深い。「ジョックロック効果はあったんじゃないですか!」と、松浦監督は声を弾ませた。

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2019年7月21日のニュース