【愛知】日本福祉大付・山本常夫監督の挑戦 「将来、野球が大好きなオヤジに」

[ 2019年7月9日 19:43 ]

第101回全国高校野球選手権 愛知大会2回戦   日本福祉大付7―3豊橋商 ( 2019年7月9日    豊田 )

身ぶり手ぶりで選手に指示を送る日本福祉大付・山本常夫監督
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 挑戦を続ける指揮官が、また一つ勝利を積み上げた。昨秋から指揮を執り、日本福祉大付では初めての夏の大会に臨む山本常夫監督(58)は8安打7得点の勝利に「夏ですから、どういう形でも嬉しい。打てない中で得点を取って行くのがウチのスタイル」と笑顔だった。

 異色の経歴を持つ。近大付から日体大に進学。クラーク記念国際教員時代の06年には審判として甲子園大会に出場した。その後は神村学園(鹿児島)の監督として春夏計5回、甲子園大会に出場。自由が丘(福岡)でも指揮を執り、17年から単身で愛知に移住し、昨秋に日本福祉大付の監督に就任した。東邦、中京大中京、愛工大名電、享栄の「私学4強」が有名な愛知県の高校野球。「中学でも控えで試合に出ていなかった子も多い。もちろん甲子園を目指してやっているが、将来、野球が大好きなオヤジになって欲しいという思いで野球を教えています」と生徒達に全力で向き合っている。

 試合では守備時でも仁王立ち。激しい身ぶり手ぶりなど、情熱的な指導は恩師の姿に影響を受けたから。近大付時代の監督で昨年、82歳で利根商(群馬)の監督を退任した豊田義夫さんが目指す指導者像だ。「腕が上がらなくなるまでノックや、打撃投手をやりたい。それでも70歳くらいまででしょうか。(豊田さんに)負けたくない思いもありますが」。恩師は前日から愛知県に入り、この日の試合を観戦。自分らしい、日本福祉大付らしい試合を見せることができた。

 昨夏の東愛知大会準々決勝でコールド負けした愛知産大三河とは同ブロックに入っており、お互いにあと1勝で対戦が実現する。「1日でも長く、この子たちと過ごしたい。去年の悔しさを見ていた後輩達が、どこまで食い下がるかですね」。情熱の炎は燃えさかるばかりだ。

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