広島ついに8年ぶり10連敗 20歳・山口初回3失点KO 打線に復調の兆し11安打も3点どまり

[ 2019年7月9日 21:12 ]

セ・リーグ   広島3―6中日 ( 2019年7月9日    ナゴヤD )

<中・広>ベンチに座り、スコアボードを見つめる緒方監督(中)(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 交流戦最下位からリーグ再開後もいまだ白星のない広島は打線に復活の兆しが見えながらも5位・中日に3―6で敗れ、2011年5~6月以来8年ぶりとなる10連敗(1分けを挟む)を喫した。中日は今月4日に自力Vの可能性が消滅したが、これで3連勝となった。

 広島はプロ初先発初勝利を挙げた5月30日のヤクルト戦(神宮)以来40日ぶりの2勝目を目指した2年目右腕・山口がプロ最短となる初回3失点KO。打線は2回に会沢の右前適時打、3回にも敵失と松山の左前適時打で2点を返すなど先発野手全員安打となる11安打を放ったが、及ばなかった。

 中日は大島の右翼線二塁打でわずか7球で先制するなど初回に3点を先取。4―3と1点差に迫られて迎えた5回には2死一、三塁からドラフト4位ルーキーの石橋がプロ初安打初打点となる2点適時三塁打を右翼線に放って試合の流れを決定づけた。ドラフト制後、中日の高卒新人が三塁打を放つのは1966年北角、1980年牛島、1988年立浪に続いて31年ぶり4人目。捕手では球団史上初の快挙となった。

 8年ぶりの10連敗を喫した広島。球宴前最終戦となる10日の中日戦は今季6勝を挙げているジョンソンが先発するが、仮にこの試合も落とすと1999年6~7月の球団記録13連敗以来20年ぶりの11連敗となる。

続きを表示

この記事のフォト

2019年7月9日のニュース