【東東京】岩倉のプロ注目右腕・宮里、5回零封 22年ぶり聖地へ好発進

[ 2019年7月9日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 東東京大会2回戦   岩倉2―0東洋 ( 2019年7月8日    神宮 )

<岩倉・東洋>聖地へ出発進行! 救援で5回無失点と好投した岩倉の宮里
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 第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)の地方大会は8日、12大会で計78試合が行われた。東東京大会では岩倉のドラフト候補で最速147キロの右腕・宮里優吾(ゆうわ)投手(3年)が2番手で登板し、5回無失点の好救援。2―0で東洋を下し、初戦を突破した。9日は17大会113試合が行われる。

 最後の打者を投ゴロに仕留め、宮里は表情を変えずに整列に加わった。2―0。5回から救援登板し、少ないリードを守り抜いた。「きっちり抑えてリズムを持ってこようと。勝ててホッとした」と控えめに喜んだ。

 1メートル81の長身で最速147キロの直球とフォークが武器の右腕。昨秋は日大三のドラフト上位候補右腕・井上らと東京都選抜入りし、キューバへ遠征したプロ注目の逸材だ。チームは今春部内暴力が発覚し、3カ月の対外試合禁止処分に。春の東京都大会も出場できなかったが、「トレーニングやランニングで体をつくった」と最速は昨秋から7キロ上がった。

 6月の練習試合で右手首を痛めるアクシデントに見舞われた影響で先発を回避。0―0の展開に「自分が流れをつくる」とマウンドへ上がった。万全ではない中でも最速142キロを計測し、5回2死から6回まで4者連続奪三振。打線の2点の援護を受け、わずか1四球で無安打無失点に封じた。ネット裏ではプロ3球団が視察。ヤクルトの斉藤宜之スカウトは「夏の初戦、しかも(コンディションが)厳しい場面でこれだけ投げられたら十分(候補になる)でしょう」と高く評価した。

 一昨年、昨年の夏はいずれも初戦敗退。現在の部員にとっては、うれしい夏の初白星となった。豊田浩之監督は「夏の勝利を知らないので難しさもあった。宮里は球がバラついていたが、実戦を重ねていけば大丈夫だと思う」と手応えを口にした。97年以来、22年ぶりの甲子園を目指す岩倉の再出発。宮里の快投とともに、大きな一歩を踏み出した。(松井 いつき)

 ◇岩倉 1897年創立の私立校で、鉄道従業員養成を目的に「私立鉄道学校」として開校。鉄道界の発展に尽力した政治家・岩倉具視にちなみ「岩倉鉄道学校」と改称した。当初は男子校だったが、2014年から男女共学化。普通科と運輸科を設置し、運輸課には全国各地から学生が集まる。野球部は1960年に創部。84年センバツでは決勝でPL学園を破って初出場初優勝を達成した。夏の甲子園出場は97年の1度。

 ◆宮里 優吾(みやざと・ゆうわ)2001年(平13)9月27日生まれ、東京都出身の17歳。小1から久我山イーグルスで野球を始める。渋谷本町学園中時代は練馬北シニアでプレー。岩倉では1年夏からベンチ入り。憧れの選手はソフトバンク・千賀。家族は両親と妹、弟。妹の眞桜さんは岩倉1年で吹奏楽部に所属。1メートル81、80キロ。右投げ右打ち。

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