【東東京】立教池袋 惜敗で藤本親子の夏終わる 部長と主将の父子鷹

[ 2019年7月9日 22:52 ]

第101回全国高校野球選手権東東京大会1回戦   城西3―2立教池袋 ( 2019年7月9日    神宮第2 )

<立教池袋・城西>惜敗し、涙で挨拶する立教池袋の藤本倫主将(左から2人目)と父の勉部長(右端)
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 立教池袋は悔しい逆転負けで初戦突破はならなかった。

 藤本勉部長の長男・倫主将(3年)は「2番・遊撃」で先発し、3回に一時同点となる右中間適時三塁打を放つも、リードを守り切れなかった。「勝つことはできなかったけれど1勝を目指して努力してきて、楽しく野球ができた」と目を真っ赤にして3年間を振り返った。

 ユニホームを着てベンチ入りした父は「周りの皆さんのおかげ。保護者の方、チームメートにいろいろと気を遣わせてしまったと思うので」と感謝した。

 立教のユニホームに憧れて進学を志した息子に「行きたいところに行きなさいと伝えていた。本人が行きたいというのを否定するわけにもいかないので、ちゃんと勉強しないと入れないぞとは言っていた」と振り返る。

 3年で主将となり、他の部員の前で言いにくいことを自宅で伝えたこともあった。立大で競技続行を希望する倫は「(父には)結果を出せなくてごめん。今までありがとうと伝えたい」と感謝を述べた。

 父は「もし大学でやれることになれば、しっかり4年間頑張って、神宮に立つ覚悟を持ってやってほしい」とエールを贈った。

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2019年7月9日のニュース