脚本家の竹山洋さん死去、76歳 NHK大河「秀吉」「利家とまつ」など担当

[ 2023年4月17日 19:10 ]

竹山洋さん(1996年撮影)

 NHK大河ドラマ「秀吉」「利家とまつ」や映画「四十七人の刺客」などで知られる脚本家の竹山洋(たけやま・よう、本名武田淳一=たけだ・じゅんいち)さんが12日午後11時31分、敗血症性ショックのため東京都新宿区の病院で死去した。76歳。埼玉県出身。葬儀は13日に近親者で行った。喪主は妻京子(きょうこ)さん。

 早大卒業後、雑誌記者などを経て1973年ごろから脚本を書き始め、竹中直人主演のNHK大河「秀吉」(96年)や松嶋菜々子扮するまつの「私にお任せくださりませ」のセリフが話題を呼んだ「利家とまつ~加賀百万石物語~」(02年)などで注目を集めた。

 NHK連続テレビ小説「京、ふたり」や「天花」、松本清張の小説が原作のテレビ朝日系ドラマ「点と線」などの脚本も担当。映画では市川崑監督「四十七人の刺客」、降旗康男監督「ホタル」と高倉健さんの主演作を手掛けた。

 2001年にはドラマ「菜の花の沖」「夫の宿題」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。07年に紫綬褒章、17年には旭日小綬章を受章した。

続きを表示

2023年4月17日のニュース