フジ解説委員・風間晋氏　岸田首相襲撃に「現在の政治を体現する人としてターゲットになったのかも」

フジテレビ社屋
Photo By スポニチ

　フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が17日、同局の情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。岸田文雄首相が衆院和歌山1区補欠選挙応援のため訪れた演説会場で、筒状のものが投げ込まれ爆発した事件について言及した。

　和歌山県警は威力業務妨害容疑で兵庫県川西市の職業不詳の男（24）を現行犯逮捕。男が持ち込んだ筒状の爆発物は2本で、うち1本が破裂し、残り1本は現場に残っていた。県警などが構造や殺傷能力の有無を調べる。首相にけがはなく無事だったものの昨年7月に安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件から約9カ月。再び選挙期間中に民主主義の根幹を揺るがす異例の事件となった。

　風間氏は「安倍さんの事件から選挙の演説会というのは、事件を起こせる場所だというのを学んでますよね」と指摘。そして「一方で、安倍元首相に関しては個人的な強い感情というのがあったと思いますけれども、今回の事件の場合は、はたして岸田総理に対してそれほどのものがあるのかどうなのかまだ分からない。ある意味、岸田総理が現在の政治を体現する人としてターゲットになっているのかも知れないなと思いますね」と自身の見解を述べた。