岸田首相襲撃 高岡達之氏が警備の問題指摘「爆発物を探知する仕組みなく…世界の常識では違和感」

[ 2023年4月17日 15:03 ]

読売テレビ社屋
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 読売テレビの高岡達之解説委員長が17日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、岸田文雄首相が和歌山市内で選挙応援演説中に襲われた事件について警備体制の甘さを指摘した。

 衆院和歌山1区補欠選挙応援のため岸田首相が訪れた演説会場で、筒状のものが投げ込まれ爆発した。和歌山県警は威力業務妨害容疑で兵庫県川西市の職業不詳の男(24)を現行犯逮捕。男が持ち込んだ筒状の爆発物は2本で、うち1本が破裂し、残り1本は現場に残っていた。県警などが構造や殺傷能力の有無を調べる。

 岸田首相を含め、ケガ人はなかった。高岡氏は「時間がたってませんので、評価される方もいれば、見直すべき声が多々あるという見方もあるんですけど」とコメントした。

 とはいえ、首相に向けて爆発物が投げ込まれたのは事実。高岡氏は「自分の経験則で、海外のVIPのそばで、排除された経験も結構ありますので。手荷物を不審に思われて」と、自身の海外要人取材での出来事を打ち明けた。

 世界各国では、無差別テロなどを想定した警備体制が取られるのは常識。高岡氏は「日本以外の国では、自爆テロがあるという方が世界的には普通の感覚」とし、「爆発物そのものを探知する仕組みがなくて、一国の首相のそばにこれが投げられるというのは、世界の常識から見ると大変、違和感だろうな思います」と問題点を指摘した。

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2023年4月17日のニュース