奥田瑛二「遅咲きの幸福感を強烈に感じています」家族への思いを語る

映画「たからばこ～守るべきもの～」の完成試写会に登壇した（左から）秋沢健太朗、奥田瑛二、團遥香、浅川暦
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　俳優の奥田瑛二（73）が17日、都内で主演短編映画「たからばこ～守るべきもの～」の完成試写会に登壇した。

　妻に先立たれ、家族の思い出が詰まった家にひとりで暮らす男性を主人公に、家族のつながりを描いたヒューマンストーリー。

　映画監督の安藤桃子（41）、女優の安藤サクラ（37）の2人の娘を持つ奥田は、脚本を読んだ時の心境を「これって俺じゃないかと思った。うちにも娘が2人、孫が2人います。自分が孫と接しているのがそのままが描かれていた」と振り返り、「演じたというより同化させていただきました」と話した。

　孫と過ごす時間について「神様がくれた贈り物だな」としみじみ。「幸せなんてクソ食らえとずっと強がっていたんですけど、ここ10年くらいでその壁が取れた。幸せを初めて言葉にできるようになった。遅咲きの幸福感を強烈に感じています」と変化を明かし、「それこそ大切にしなければいけない。イコール家族がいるってことが重要なんじゃないか。つまりは思いやるということでしょうね」と家族への思いを語った。

　映画は17日午後6時から映画公式WEBサイトなどで公開される。