ガーシー容疑者「犯罪に当たるとは思っていなかった」 配信収入は複数人で分配か

[ 2023年6月7日 05:30 ]

<ガーシー容疑者送検>送検されるガーシー容疑者(撮影・郡司 修)
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 インターネットの動画投稿サイト「YouTube」で芸能人らを脅したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)などの疑いで逮捕された元参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)が、警視庁の逮捕後の取り調べに「犯罪に当たるとは思っていなかった」と説明していることが6日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は6日、容疑者を送検。暴露動画配信を始めた経緯についても調べる。

 一方、同サイトの配信で得た収入が1億円以上に上り、動画制作に携わったとされる仲間が報酬を受け取っていたことが判明。警視庁は動画配信に複数人が関わり、収入を分配したとみている。

 報酬を得ていたのは、容疑者と共謀した名誉毀損(きそん)などの疑いで4月に逮捕された男性(40)=処分保留で釈放。他にも複数の人物に金が流れているという。

 警視庁は、容疑者が周辺人物から「芸能人の裏話の配信でもうけることができる」などと助言を受けた可能性があるとみて経緯を捜査。指南役とみられているのは、アラブ首長国連邦(UAE)に滞在しているとされる実業家の男性。「(韓国人気グループの)BTSに会わせる詐欺」疑惑で窮地に陥り、ギャンブルでスッカラカン状態になっていた容疑者をUAEに誘い、ドバイを拠点にした「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」の開設・運営の手ほどきをしたとされている。

 容疑者が所属していた旧NHK党(政治家女子48党)の党首だった立花孝志氏はこのほど、実業家の堀江貴文氏のYouTubeチャンネルに出演。この男性の実名を挙げ「台本書いている人がいる。ガーシーは台本通り演じてしゃべっているだけ」と言及した。

 一方、動画の配信は昨年2月に開始。再生回数などに応じて投稿者が広告収入を得る仕組みで、容疑者は同4~8月だけで1億円以上を荒稼ぎ。このほか、会費制のオンラインサロンなどでも収益を上げていた。これらは知人が実質的に経営する合同会社に振り込まれ、妹名義の口座にも入金されていた。

 警視庁は既に知人の関係先や容疑者の実家を家宅捜索。暴露ビジネスに関わった複数の人物に同社から分配されていたとみて、金の流れを調べている。

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2023年6月7日のニュース