中村隼人 舞台「巌流島」佐々木小次郎役に「全てをぶつけていきたい」

[ 2022年10月26日 18:46 ]

巌流島で舞台「巌流島」製作発表に出席した(左から)中村隼人、横浜流星、堤幸彦氏
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 歌舞伎俳優の中村隼人(28)が26日、山口県下関市の巌流島で行われた、舞台「巌流島」のオンライン製作発表に出席した。

 江戸時代に剣豪・宮本武蔵が佐々木小次郎を破った「巌流島の戦い」を新解釈、新設定で描く。俳優の横浜流星(26)が武蔵、歌舞伎俳優の中村が小次郎を演じ、堤幸彦氏が演出を手掛ける。

 中村は「新しい巌流島ということで、今までなかった話になるんじゃないか。結末は同じでも行き着く過程は今までとは違うかもしれない」とし「この本になったことで二人の関係性や武士として生きる上での葛藤が色濃く出せる作品になっているんじゃないか」と期待。小次郎役について「僕のキャラが濃くなるほど武蔵のキャラが立ってくるので、本をもっと読み込んでいきたい。数々の名優たちが演じているので、成功できるように自分の持てる全てをぶつけてやっていきたい」と意気込んだ。

 2020年上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受けて中止となった作品。中村は今回からカンパニーに参加。「ある種できあがったカンパニーに自分が入っていくことにプレッシャーや緊張があるんですが、新しい風になればいいなと思う」と語った。

 舞台は来年2月10~22日の東京・明治座公演を皮切りに、全国8都市で上演される。

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