若狭勝弁護士 野田氏の安倍氏への追悼演説に「与野党含め素晴らしいと一致できるという国会の在り方」

[ 2022年10月26日 09:11 ]

弁護士の若狭勝氏
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 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が26日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。立憲民主党の野田佳彦元首相が25日の衆院本会議で行った、今年7月に奈良市で銃撃され死去した安倍晋三元首相の追悼演説についてコメントした。

 野田氏は、遺影を手に傍聴した昭恵夫人に壇上から深々と一礼。「“闘う政治家”だったが、国会を離れ、ひとたびかぶとを脱ぐと、心優しい気遣いの人でもあった」と追悼。12年の首相在任時、衆院解散を表明した党首討論に触れ「あなたの少し驚いたような表情。その後の丁々発止。それら一瞬一瞬を決して忘れることができない」と述懐。当時の衆院選で自民が勝利し安倍氏が首相に返り咲いた。首相を引き継いだ時の皇居での任命式を巡る秘話も紹介し、2人だけの控室で安倍氏が歩み寄り「自分は5年で返り咲きました。あなたにも、いずれそういう日がやって来ますよ」と激励されたという。「再びこの議場で、言葉と言葉、魂と魂をぶつけ合い、火花散るような真剣勝負を戦いたかった。勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん」と語気を強めた。演説は約22分間だった。

 若狭氏は「大きな話としては、野田さんが野党側の方からこういう追悼演説をしたということで、非常に国会の在り方というのをある意味、示唆するものがあると思うんですね。これを聞いて今回、与野党の議員がとんでもない演説だったという人はたぶん1人もいないと思うんです。与野党含めてみんながこれは素晴らしいと形で一致できるという国会の在り方というのを、この演説と通じて野田さんも訴えたかったと思うんですけど、それが見事に実現されているということで素晴らしいと思います」と自身の受け止めを述べた。

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2022年10月26日のニュース