“ポチたま”松本君「ちょっと怒ってます」 愛犬動画での飼い主の行動に警告「前足開くの絶対止めて」

[ 2022年10月26日 22:10 ]

だいすけ君たちと記念撮影に収まる松本秀樹
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 タレントの松本秀樹(47)が26日、自身のツイッターを更新。「松本秀樹 ちょっと怒ってます」との書き出しで、SNSなどで見受けられるペットとの動画について注意喚起した。

 テレビ東京の動物番組「ポチたま」シリーズで、まさお君など歴代ラブラドール・レトリバーと旅するコーナーで人気だった松本。イヌに関する資格を多数取得し、ドッグトレーナーもしている“イヌのプロ”だ。そんな松本が怒っている理由を6投稿にわたり説明した。

 1つめの投稿では、「最近、インスタグラムやTikTokでわんちゃんの前脚(両手)を持ってダンスしたり、前脚をわんちゃんの頬へ押し当てる『かわぴー』という動画を配信するのが流行ってるらしく」とつづり、続く投稿では、「『カワピー』の前にダンスをさせる飼い主さんがいて、その際に、わんちゃんの両前脚を左右に大きく開いている飼い主さんがいらっしゃるのですが、これ絶対に止めてください」と警告した。

 「犬には鎖骨がなく、前脚は前後にしか動かせないんです」と説明。「犬の前脚を開く行為は、人間でいうと股を割いているのと変わらない痛みがあります」とし、「その上、もし、この肩周りと首をつなぐ筋肉を痛めると、犬は前脚の2本で、自分の体重の3分の2を支えているので、歩いたり走ったりができなくなる可能性」や「ここの筋肉は肩を固定するという大事な役割があるため、肩を脱臼しやすくなってしまいます」と警鐘を鳴らした。

 さらに、「犬が高齢になり筋肉量が落ちてきた際に、前脚の靭帯が緩くなっていると、前脚が開き気味になり、寝てる姿勢から立つ、歩くという普通の事ができなくなってしまいます」と、将来考えうる影響も記し、「知らなかった事でも、愛犬が怪我をした場合、その痛みや後遺症は無かったことにはなりません」と訴えた。

 松本は「我々プロは見ればわかります。動画のわんちゃん達は
みんな愛されている、大事にされている」と理解を示しつつ、「なら、家族である『犬という動物のこと』もう少し知ろうとしてあげてください」と飼い主に呼びかけた。

 動画での動き以外にも、「散歩の後に足を拭く時、服を脱ぎ着させる時、犬の前脚は左右ではなく、前後方向に持ち上げるようにしてください。お願いします」と助言していた。

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2022年10月26日のニュース