トラウデン直美 野田氏の安倍氏追悼演説に「最近の政治は重箱の角をつつくように見えたが、そうではなく」

[ 2022年10月26日 10:25 ]

トラウデン直美
Photo By スポニチ

 モデルでタレントのトラウデン直美(23)が26日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。立憲民主党の野田佳彦元首相が25日の衆院本会議で行った、今年7月に奈良市で銃撃され死去した安倍晋三元首相の追悼演説についてコメントした。

 野田氏は、遺影を手に傍聴した昭恵夫人に壇上から深々と一礼。「“闘う政治家”だったが、国会を離れ、ひとたびかぶとを脱ぐと、心優しい気遣いの人でもあった」と追悼。12年の首相在任時、衆院解散を表明した党首討論に触れ「あなたの少し驚いたような表情。その後の丁々発止。それら一瞬一瞬を決して忘れることができない」と述懐。当時の衆院選で自民が勝利し安倍氏が首相に返り咲いた。首相を引き継いだ時の皇居での任命式を巡る秘話も紹介し、2人だけの控室で安倍氏が歩み寄り「自分は5年で返り咲きました。あなたにも、いずれそういう日がやって来ますよ」と激励されたという。「再びこの議場で、言葉と言葉、魂と魂をぶつけ合い、火花散るような真剣勝負を戦いたかった。勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん」と語気を強めた。演説は約22分間だった。

 MCの谷原章介に「国葬に関しても手続きはすごく批判しながらも、きちんと国葬に出席をした野田元総理の姿勢というのは、その時も感動していたんですけれども、あらためてこの演説聞いていかがですか?」と聞かれたトラウデンは「ライバルとして長年、論戦を繰り広げてこられただけに大きな思いがあったと思いますし、この演説を聞いて、特に私なんかもそうですけれども“最近の政治はなんだか興味が持ちづらい”だったり“ヤジを飛ばし合っているだけ”だったり、重箱の角をつついているような感じに見えてしまっていましたけれども、そうではなくて、やっぱり政治信条だったり考えが違ったとしても、たぶん皆さん本当に国を良くしようとして政治の場で戦っていらっしゃるんだなということを、あたらめて再認識させられるといいますか、そういう意味でもすごく大きな印象に残る演説だったなと思います」と話した。

 そして「こういうように、いい意味で政治の場で戦って、言葉で論争を繰り広げれてる方々がいらっしゃるから、こういう国が今あるってことを忘れないように」と言い、「そこに対して私たちもしっかり興味を持って関与して、関心を持って、民主主義をしっかり一緒になってつくり上げていこうと、政治家の方々だけのものじゃないということをあらためて感じさせてもらえるような演説だったと思う。本当に本当に目を覚まさせるといいますか、追悼の気持ちも十分に大きく感じましたし、そういう意味でも新しい覚悟を私たちにもたらしてくれた演説だったなと感じました」と自身の受け止めを話した。

続きを表示

2022年10月26日のニュース