文化勲章に松本白鸚ら6氏 “3代受章”に「身に余る栄誉 役者は一生修業」

[ 2022年10月26日 05:07 ]

文化勲章受章が決まり、喜びを語る歌舞伎俳優の松本白鸚
Photo By 共同

 政府は25日、2022年度の文化勲章を、歌舞伎の松本白鸚(80)ら6氏に贈ることを決めた。文化功労者には、大衆音楽の松任谷由実(68)、将棋の加藤一二三(82)ら20人を選んだ。文化勲章の親授式は11月3日に皇居で、文化功労者の顕彰式は同4日に東京都内のホテルで開かれる。

 白鸚は「身に余る栄誉。役者は一生修業。死ぬまで続けていきたい」と喜びをかみしめた。祖父、父に次ぐ3代での受章。「自分一人で頂いたものではありません。役者は一人じゃできませんということを無言のうちに父から学んだと思います」と語った。

 日本の音楽シーンを彩ってきた“ユーミン”こと松任谷は、文化功労者の報を受け「私の音楽を愛してくれたたくさんのファンの人たちと、この栄誉を分かち合いたい」とリスナーへの感謝を伝えた。

 “ひふみん”こと加藤九段は、将棋界では大山康晴15世名人(故人)以来、2人目の名誉。「大変な朗報。家族中で喜んでいます」と顔をほころばせた。

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2022年10月26日のニュース