浜田敬子氏「ヤフコメ」携帯電話番号登録義務化に「一歩前進も…なぜここまで対策が遅れたのか」

[ 2022年10月26日 13:20 ]

東京・六本木のテレビ朝日
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 フリージャーナリストの浜田敬子氏が26日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。ヤフーが18日、ニュース配信サイト「ヤフーニュース」のコメント欄に意見や感想を投稿する利用者に対し、11月中旬から携帯電話番号の登録を義務化すると発表したことに言及した。

 ヤフーは、複数のIDを使って違反投稿を繰り返す利用者の書き込みを抑制することで、誹謗中傷対策を強化する。利用者はヤフーのサービスを使うために取得するIDに電話番号を登録しなければ、コメント欄への投稿ができなくなる。番号を登録しなくても、記事の掲載画面に設けられた「わかりやすい」など記事を評価する3種類のボタンや、他の利用者の書き込みに共感を示すボタンは押すことができる。

 浜田氏は「ヤフコメに対してはヤフーが導入した時に、多様な意見を共有し合い、新たな視点を得る、健全な言論空間を目指すとしたら、早くから実名制にするべきだと思っていました」とし、「匿名だからこそ、特定の人への誹謗中傷や特定の国や人種の人に対しての差別発言とかヘイトがあふれかえっていたんですよね。それを1番顕著に感じたのが、小室さんや眞子さんに対する報道に対する本当にひどいヤフコメというのがあふれて、一時はコメント欄閉鎖ということにまで昨年なったわけですよね」と自身の考えを述べた。

 そのうえで「私は携帯電話の登録というのは一歩前進だと評価したいんですけども、なぜもう少し早くに根本的な対策をとれなかったのか。これによって、これまで物凄く傷ついてきた人たちとか、差別されてきた人たちがいるにもかかわらず、なぜもう少し、ここまで大きなポータルサイト、日本最大のニュースサイトですからね。そこがなぜここまで対策が遅れたのかなとは感じます」とコメントした。

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