鈴木大地氏 野田佳彦氏の安倍氏追悼演説に「国会はヤジの場でなく、論戦で日本を良くするという原点に…」

[ 2022年10月26日 09:27 ]

鈴木大地氏
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 ソウル五輪金メダリストで前スポーツ庁長官の鈴木大地氏(55)が26日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。立憲民主党の野田佳彦元首相が25日の衆院本会議で行った、今年7月に奈良市で銃撃され死去した安倍晋三元首相の追悼演説についてコメントした。

 野田氏は、遺影を手に傍聴した昭恵夫人に壇上から深々と一礼。「“闘う政治家”だったが、国会を離れ、ひとたびかぶとを脱ぐと、心優しい気遣いの人でもあった」と追悼。12年の首相在任時、衆院解散を表明した党首討論に触れ「あなたの少し驚いたような表情。その後の丁々発止。それら一瞬一瞬を決して忘れることができない」と述懐。当時の衆院選で自民が勝利し安倍氏が首相に返り咲いた。首相を引き継いだ時の皇居での任命式を巡る秘話も紹介し、2人だけの控室で安倍氏が歩み寄り「自分は5年で返り咲きました。あなたにも、いずれそういう日がやって来ますよ」と激励されたという。「再びこの議場で、言葉と言葉、魂と魂をぶつけ合い、火花散るような真剣勝負を戦いたかった。勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん」と語気を強めた。演説は約22分間だった。

 鈴木氏は「いろいろ感動する場面があったんですけど、まず任命式でのエピソード、お二人だけでいろいろと優しいねぎらいの言葉かけてくださったと。安倍元総理の人柄も伝わりますし」と言い、「今回聞いていて野田さんの誠実性が伝わってきて、この両者の元党首同士の論戦、こういったライバル関係の中で本人たちが、日本を良くしようと思ってきた人たち同士の関係、同じ志を持った人同士のライバル、友情関係、こういうのを感じて、本当に国会の場がヤジの場ではなくて、こういう場で論戦をかわして日本をより良くしてもらいたいという、そういう原点に帰ったようなとてもいい演説だったなと思いますね」と自身の思いを話した。

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2022年10月26日のニュース