横浜流星 武蔵、巌流島上陸「同じ空気を吸えていることが感慨深い」主演舞台「巌流島」製作発表

[ 2022年10月26日 18:05 ]

巌流島で舞台「巌流島」製作発表に出席した横浜流星(右)と中村隼人
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 俳優の横浜流星(26)と歌舞伎俳優の中村隼人(28)が26日、巌流島で行われた、舞台「巌流島」のオンライン製作発表に出席した。

 江戸時代に剣豪・宮本武蔵が佐々木小次郎を破った「巌流島の戦い」を新解釈、新設定で描く。横浜が武蔵、歌舞伎俳優の中村が小次郎を演じ、堤幸彦氏が演出を手掛ける。

 2人は初めて巌流島を訪問。横浜は「世紀の一戦を行った場に今自分が立ち、同じ空気を吸えていることが感慨深い」と喜び。「役作りに影響すると思うので、来ることができて良かった」と語った。中村も「船に10分間くらい乗って上陸した。ただならぬエネルギーを感じて、厳かな雰囲気やパワーを感じたので、役作りに反映したい」と話した。

 また会見前には、武蔵や小次郎と縁深い、福岡県北九州市の小倉城や手向山(たむけやま)も訪問。横浜は「いろんな説を聞かせてもらった。取り入れられることはしっかり取り入れて役作りに反映していきたいですし、いろいろと感じる物は合ったので整理して稽古までに武蔵を作っていきたい」と士気が高まった様子。中村は武蔵の印象について「武だけを追い求めていた無骨な男なのかと思っていた。でも巌流島の戦い終わってからは水墨画を描く芸術的な一面や、書を残して哲学者な部分もある。天才じゃん、この人と思った」と語った。

 会見に同席した堤氏が「水墨画と言えば、横浜流星さん」と、現在公開中の映画「線は、僕を描く」(監督小泉徳宏)で水墨画の世界に没入していく青年を演じている横浜との共通点を発見。横浜も「水墨画は一年間かけてやっていたので通ずる物はあるのかな」とコメントした。

 すると堤氏は「何だったら舞台で大きい筆でぱーっと書いてもらって」とオファー。「描きますか。武蔵にしっかりになれたら描きたいですよね」と意欲を示した。

 舞台は来年2月10~22日の東京・明治座公演を皮切りに、全国8都市で上演される。

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