北村義浩氏 第7波のピーク「8月10日あたり」東京5~6万人、全国30万人と予想 コロナ収束は来夏と

[ 2022年7月31日 16:10 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 感染症学の専門家で長野保健医療大学特任教授の北村義浩氏が31日、TBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)にVTR出演。新型コロナウイルスの感染拡大に対する見解を語った。

 28日の東京では過去最高の4万406人の感染者数を記録。27日に世界保健機関(WHO)が公表した新型コロナウイルス感染状況に関する週次報告で、日本が約96万9000人で世界最多だった。

 感染力の高さが指摘されるオミクロン株のBA.5のほか、BA.2から変異したBA.2.75、通称「ケンタウロス」も国内で確認されている。米国での研究結果によると、BA.5の3・24倍もの感染力を持っており、さらなる感染拡大も懸念される。

 「ケンタウロス」による今後の影響について北村氏は「ワクチンが効きづらいという状況は今までどおりというか、ちょっと悪化している感じはありますね。ですから要注意であることは要注意」と述べた。

 第7波のピークアウトはいつになるのかと聞かれると、「8月の10日あたりをピークに。おそらく東京だと(1日)5万人か6万人、全国だと30万人というところでピークが来て、そのあと9月の下旬くらいまで、1カ月半くらいかけてですね、今年の5月のレベルに下がっていく、1日2、3千人というところで落ち着くっていう」と説明した。

 さらに新型コロナはいつ収束するのかという質問には「結論から言うと、来年の今頃にはおおむね収束してマスクを外せるんでないかと思いますね」と予想。理由は3つあるとし、「1つは皆さんだんだん免疫を持ってきて、集団免疫的なウイルスと闘うぞという力が多くの人に広がっているはずっていうことと、2つ目はその頃には希望も含めてですけど、飲み薬がしっかり広がって、簡単に手に入るようになっているっていうこと。3つ目は社会、特に医療システムがありふれた病気としてコロナウイルス感染症を扱うようになるっていう、この3つがそろうのが恐らく来年の今頃じゃないかなと思います」と語った。

 VTRを見た和田アキ子は「来年の今頃って…」とがっかりしたように話したものの、「まあ飲み薬ができると助かりますね。でもどっちにしろ私たちが気を付けて気を緩めないで、自分で自分を守るっていうか、それが一番重要ですね」と続けた。

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2022年7月31日のニュース