小坂健教授 コロナ急拡大、高齢者の動きだけでなく「地域の流行を減らすこと。みんなで力を合わせて」

[ 2022年7月31日 17:05 ]

東京・赤坂のTBS社屋
Photo By スポニチ

 元国立感染症研究所主任研究官で厚生労働省クラスター対策班メンバーの東北大大学院・小坂健教授が31日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。国内で30日に、22万2307人の新型コロナウイルス感染者が報告され、20万人超は4日連続となったことに言及した。

 都道府県別では東京3万3466人、大阪2万2833人、愛知1万4692人など。福島、栃木、福井、岡山、広島、沖縄の6県で過去最多となった。死者は東京と大阪でそれぞれ12人、愛知9人など計101人が報告された。死者が100人を超えるのは5日連続。厚生労働省によると、全国の重症者は403人で前日から27人増えた。

 政府は「BA・5対策強化宣言」と名付けた新型コロナウイルス対策の新たな仕組みを打ち出し、都道府県が高齢者らの外出自粛を呼びかけるのを国が後押しするが、小坂氏は、高齢者の動きだけを止めても家庭内感染や介護施設のクラスターは止められないとし「高齢者を守るためには、地域の流行を減らすこと。みんなで力を合わせて対策をしていくということが必要」と指摘した。

続きを表示

2022年7月31日のニュース