三屋裕子バスケ協会会長、悲劇は繰り返さない!「なるべく活動をやめない」スポーツ界もコロナと闘う決意

[ 2022年7月31日 20:58 ]

日本バスケットボール協会の三屋裕子会長
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 1984年ロサンゼルス五輪バレーボール日本代表で日本バスケットボール協会会長の三屋裕子さん(64)が31日、日本テレビ「真相報道 バンキシャ!」(日曜後6・00)に出演。夏休みに入り学生スポーツの大会などが各地で行われる中、日本バスケットボール協会会長として「新型コロナとスポーツ」について持論を述べた。

 子供や学生にとって新型コロナ「第7波」による感染拡大が進む中で迎えた夏休み。31日は東京で3万1541人の新規感染者が報告された。これから本格化する学生スポーツの大会やイベントは感染対策を含めて、厳しい状況の中での運営となる。コロナ1年目となった2020年は各都道府県予選を含めて高校総体や夏の甲子園、文化祭や体育祭などほとんどの学生イベントが中止に。その年の最終学年の学生たちは“集大成の舞台”を見えない敵に奪われ涙を流した。2年目となった2021年は東京五輪・パラリンピックが第5波拡大の中で行われたが、学生スポーツ界では、大会やイベントこそ1年目に比べて感染対策を徹底して行われたが、やはり大会中の部員の感染によって多くの学生、学校が出場辞退に追い込まれた。

 過去最大の感染者数を記録する中で迎える2022年の夏休み。キャスターを務める桝太一アナウンサー(40)から「日本バスケットボール協会会長という立場から、難しい舵取りが求められますね」と話を向けられた三屋会長は「そうですね。最初の頃はゼロ・コロナを目指していたので、1人陽性とか濃厚接触者が出るとチーム全体を活動停止という、本当にかわいそうなことをしてしまったんですけれども」と過去2年を回顧。その上で「今は、1人陽性者が出ても他で抗原検査して、陰性だったら活動しましょうっていうふうにウィズコロナに今切り替えて、なるべく活動をやめない。そんなふうにしています」と多くの学生が流した涙を、これ以上流させてはいけないという強い決意を語った。

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2022年7月31日のニュース