TKO木本の投資先2人にも出資関係 不動産関連AからFX運用Bへ 金額不明も「ある程度まとまった額」

[ 2022年7月31日 05:30 ]

「TKO」の木本武宏

 お笑いコンビ「TKO」の木本武宏(51)の巨額投資トラブルで、出資先の投資家2人の間でも金のやりとりがあったことが30日、分かった。

 複数の関係者によると、木本や友人のタレントらは、海外の土地や不動産に投資をしていたとみられる会社社長A、外国為替証拠金取引(FX)で運用をしていたとみられる20代の男性Bの2人に出資。いずれも金融庁に登録していない無登録業者だったが、Aには約3億5000万円、Bには約2億5000万円が渡った。

 事情を知る関係者は「Aが音信不通になったことは一度もない。今回のトラブル発覚後、木本さんの求めに応じて、既に2億円を返金したそうです。残りのお金も戻す予定と聞いています」と説明。一方、Bは昨年から出資者への配当金が滞り、木本とも連絡が取れなくなっていた。返金についても「現時点でゼロと聞いている」(関係者)という。

 スポニチ本紙の取材では、新たにAもBに出資していたことが判明した。関係者は「具体的な金額は不明だが、投資資金としてある程度まとまった額なのではないか」としている。現時点でAにもBからの返金はないようで「Aは、Bについて明確に説明しない木本さんへの不信感を募らせている」(関係者)という。

 AとBの金のやりとりについて、木本の個人事務所は本紙の取材に「全く知りません」としている。

 本紙報道で今回の巨額投資トラブルが発覚して10日。木本側は民事訴訟、刑事告訴の両方を検討しているというが、木本と投資家2人との関係や7億円以上と言われる出資金の流れなど、いまだに不明な点が多い。「Bは資金がショートして、手元にお金がない状態」と話す関係者もいる。

 個人事務所は「(金の流れなどについて)週明けにも説明する」としているが、出資した芸人が複数おり、世間を騒がせてもいることから、木本には一日も早い説明が求められる。

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2022年7月31日のニュース