「鎌倉殿の13人」“俺たちの泰時”ついに爆誕!義時の珍助言“きのこが大好き”もネット話題

[ 2022年7月31日 20:45 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第29話。伊豆の農民たちを救う北条頼時(のちの泰時、坂口健太郎・左から2人目)(C)NHK
Photo By 提供写真

 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は7月31日、第29話が放送され、俳優の坂口健太郎(31)演じる北条頼時が「泰時」に改名した。のちに主人公・北条義時に続く鎌倉幕府3代執権となる。

 <※以下、ネタバレ有>

 稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第29話は「ままならぬ玉」。誕生したばかりの“13人衆”から中原親能(川島潤哉)梶原景時(中村獅童)が姿を消し、御家人たちのパワーバランスが崩れ始めた鎌倉。北条義時(小栗)は北条と比企との抗争激化を懸念し、息子・頼時(のちの泰時、坂口)と比奈(堀田真由)に決意を語る。そんな中、正室・つつじ(北香那)が2代鎌倉殿・源頼家(金子大地)の次男・善哉を出産。三浦義村(山本耕史)が乳母夫となるが、比企能員(佐藤二朗)は娘・せつ(山谷花純)が出産した長男・一幡こそが嫡男だと主張し、けん制。一方、北条時政(坂東彌十郎)は妻・りく(宮沢りえ)から、政子(小池栄子)の次男・千幡を頼家の跡継ぎにする策を聞き…という展開。

 坂東は台風による米の不作に見舞われた。

 伊豆の農民たちも困窮。土地を投げ出し、逃げる者が後を絶たないという。義時は頼時に問題解決を命じた。

 三浦義村の娘・初(福地桃子)は鶴丸(きづき)と荷造り。肩に力の入る頼時に「真面目。あなたの、そういうところ、息が詰まる。面白くないの」。ショックを受けた息子に、義時は「分かっていないな、おなごというものを。初は寂しかったんだ。1人残されるのが。だから、わざとそういうことを言うのだ。山ほど土産を抱えて帰ってくれば、機嫌を直してくれる。いいことを教えてやろう。おなごというものはな、だいたいきのこが大好きなんだ」とアドバイス。頼時は「いいことを聞きました。ありがとうございます」と明るい顔になった。

 伊豆。頼時は証文を破り、農民たちを救った。

 頼家は「伊豆では大層な評判と聞いておるぞ。証文を破るとは思い切ったことをしたものだ。これで諸国の百姓たちが、証文を蔑ろにする。まぁ、よい。ともあれ、褒美を取らせよう。これを機に、名を改めよ。わしは間もなく征夷大将軍となる。同じ『頼』の字を持っていては、おまえも心苦しかろう。『泰時』。『泰』は天下泰平の『泰』の字」。頼時は不服ながら「ありがたき幸せ」と頭を下げた。

 泰時は「納得いきません。頼時の『頼』は頼朝様の『頼』でもあるんです」と訴えたが、義時は「もう忘れろ」。山積みのきのこに、義時が「このきのこは」と尋ねると、泰時は「初にあげたら、全部突き返されました。踏んだり蹴ったりです」。義時は“そんなはずはない”と言わんばかりに食い気味に「え?」と驚いた。

 第10話(3月13日)、常陸の佐竹義政(平田広明)征伐から帰った義時は八重(新垣結衣)に「常陸の山で採れたきのこです」。源頼朝(大泉洋)が「八重は小鳥が好きでな。きのこは好まぬ」と教えると、義時は「おなごは皆、きのこが好きなのかと思っておりました」と驚いた。

 SNS上には「名君泰時爆誕」「俺たちの泰時爆誕」「『頼』の字、剥奪きたか」「きのこの山w突き返されたw」「義時『え?』ってw」「しかし頼朝は頼家に何も教えなかったが、小四郎も泰時にキノコしか教えていない疑惑」などの声が続出。話題を集めた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月31日のニュース