是枝監督 カンヌ映画祭から凱旋会見「特別な夜になった」

[ 2022年6月14日 05:00 ]

カンヌ映画祭で最優秀男優賞を受賞し、凱旋会見を行った「ベイビー・ブローカー」の是枝裕和監督
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 第75回カンヌ映画祭で主演のソン・ガンホ(55)が最優秀男優賞に輝いた韓国映画「ベイビー・ブローカー」(24日公開)の是枝裕和監督(60)が13日、都内で凱旋会見を行った。

 5月28日の授賞式後は祝賀会を開き「皆が幸せで、抱き合い、称え合って特別な夜になった」と述懐。カンヌから韓国に直行してプロモーションを行い、この日、約3週間ぶりに帰国した。韓国では8日に約1600スクリーンで公開され、週末興行収入1位のヒット発進。「単館から始めた監督なので、僕のキャパははるかに超えていて大丈夫かなと正直思ったが、大丈夫だった。ガンホさんにとってはコロナ明けの復帰作で、何よりのご褒美だと思う」と喜んだ。

 撮影中も、編集ラッシュが上がるたびにソン自らチェックし、セリフのニュアンスなどについてアドバイスをもらったという。「彼は芝居に対する基準が高く頼りになりました。最後まで一緒に走ってくれた」と感謝した。

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2022年6月14日のニュース