震災復興を願い12年から開催 塩釜の音楽フェス「ガマロック」開催に区切り 

[ 2022年6月14日 13:52 ]

 東日本大震災からの復興を目指し2012年から毎年開催されてきた宮城・塩釜の音楽フェス「GAMA ROCK FES(ガマロック)」が、イベントの開催に区切りをつける。14日までに公式サイトで発表された。

 宮城県塩釜市出身で、音楽で被災地にエールを送り続けるロック歌手・大友康平が、震災を機に「東北のためにできることを」という思いでスタートさせた音楽フェス。塩釜市出身の写真家の平間至氏らが中心となり、毎年開催している。

 2021年は開催予定のイベントが新型コロナ感染拡大の影響で延期となり、今年の開催が期待されていたが、公式ホームページ上で「あの日から11年が経ち、日々めまぐるしく変わる状況と共に役割も変化し、震災の復興を主たる目的としたGAMA ROCK FESはひとつの区切りをつける時なのではないかという結論に至りました」と発表。「新たなGAMA ROCKのカタチを思い描き、今は力を蓄える時間をください。繋げてきた想いを灯し続けます」とした。

 公式ツイッターでも「さまざまなかたちでガマロックを支え、協力していただいた皆さま、塩竈市や近隣住民の皆さまにも感謝を申し上げます。おかげさまで、毎年無事に開催することができ、ピースフルで幅広い世代に楽しんでいただけました。継続してこられたのも、皆さまの協力があったからこそです」と感謝を投稿。大友康平公式ツイッターでも「また大友の生まれ故郷でもある"塩釜”でお会いできることを楽しみにしています」と呼びかけた。

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2022年6月14日のニュース