宝塚雪組トップ娘役・朝月希和が退団会見 彩風咲奈から「終わりが見えても妥協することなく芸事を…」

[ 2022年6月14日 13:26 ]

兵庫県宝塚市内で退団会見を開いた宝塚歌劇団雪組トップ娘役の朝月希和
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 宝塚歌劇団雪組トップ娘役の朝月希和(あさづき・きわ)が14日、兵庫県宝塚市内で退団会見を開いた。

 12月25日の東京宝塚劇場公演「蒼穹の昴」の千秋楽で退団することを前日13日に発表。この日は「最後まで真っ白な気持ちで取り組ませていただきたいという決意を胸に選ばせていただきました」という純白ドレス姿で会見に臨んだ。

 退団を決めたのは昨年「CITY HUNTER」の公演終了後だったと説明。同組トップの彩風咲奈(あやかぜ・さきな)にはその時、決意を伝え、「終わりが見えたからといっても妥協することなく、芸事をしていこう」と声をかけてもらったという。

 東京都出身で昭和女子大付属昭和高を経て2010年に初舞台後、花組に配属。13年「愛と革命の詩」で新人公演初ヒロインを演じた。その後、雪組~花組~雪組と異動を繰り返し入団12年目の21年4月、トップ娘役に就任。同年8月の「CITY HUNTER」で、彩風とともに新トップコンビお披露目。「ひらめ」の愛称で親しまれた。

 心に残っている一言は、自身が雪組娘役トップに決まった際に前雪組トップで女優・歌手の望海風斗にかけてもらった「“いつも心に太陽を”を言っていただいた」ことだと吐露。初舞台からこれまでの13年については笑顔で「あっという間の時間でした。こんなに宝塚、娘役が好きなるとは思ってもみませんでいた」と回想しながら「最後の日まで感謝の気持ちを忘れず、精進していきたい」と力を込めた。また、今後に関しては「今はまだ何も考えておりません」と答えた。                                     

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