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知床観光船、落下の原因は? 専門家が推測「作業船の速力でずり落ちたのかな」

[ 2022年5月24日 18:46 ]

フジテレビ社屋
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 長岡技術科学大学院教授で水難学会の斎藤秀俊会長が24日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にリモートで生出演し、知床半島沖で沈没した観光船が引き上げ後、再び海中に落下したトラブルについて解説した。

 知床沖の水深約120メートルの海底で見つかった観光船「KAZU 1(カズワン)」は23日、水深約20メートルまで引き上げられ、浅い海域へ向けえい航していたが、この日午前8時から10時の間に作業船から外れ、落下した。

 落下した原因について、斎藤氏は「1つはここ(船体)に付いているベルトが切れたということと、船がベルトをすり抜けてしまったということ」と2つの可能性を指摘。「海の中の話なので、重力より浮力の方が強く効いてくるということからすると、どちらかというとすり抜けた方が確率的には高いかなと思います」と分析した。また「海流の影響もなきにしもあらず。風が強ければ別ですが、進んでいる海進(作業船)の速力によってずり落ちたのかなと思います」とも話した。

 発見当初は水深120メートルの海底に沈んでいたが、今回はさらに深い182メートルまで落下した。再び飽和潜水によって引き上げ作業が行われる見通しで、斎藤氏は「飽和潜水ということから言えば、120メートルも180メートルも同じような手続きで入れるので、作業の難しさはない」と解説した。

 同じ潜水士が再び潛る場合は、「飽和潜水士の方が上へ上がって、今は減圧チャンバー(減圧するための小部屋)に入ってるところだと思う。減圧作業に入るとなると、また加圧からやり直しということになる」と、時間がかかる可能性も指摘した。また「別の作業船が来て上げるということになると、仕切り直しで時間がかかると思います」とも予測した。

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