「いだてん」が世界進出「IDATEN」に!全世界へ大河史上初の国際放送 英語字幕で5月に3日連続

[ 2020年4月10日 18:35 ]

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」ワールド版「IDATEN」のロゴ(C)NHK
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 昨年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」がワールド版「IDATEN」として、5月にNHK国際放送「NHKワールドJAPAN」で全世界に向けて放送され“世界進出”を果たすことが10日、分かった。大河ドラマがNHKワールドJAPANで放送されるのは史上初。全47話の期間平均視聴率は大河ドラマ史上初の1桁となる8・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と苦戦したが、インターネット上の評価は高く、今回の「世界の反応」が注目される。

 昨年末の総集編を49分×6話に再編集し、英語字幕&ナレーションによる放送。「日本人のオリンピックへの深い思い」「戦争と平和」が、よりフォーカスされている。5月2~4日に1日2話ずつ、3日連続オンエア(放送時間未定)。

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(38)と俳優の阿部サダヲ(49)がダブル主演を務めた大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした宮藤官九郎氏(49)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛けた。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描いた。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を熱演。「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890~1973)を物語のナビゲート役に据え、志ん生役にビートたけし(73)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(35)を起用した。

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