田崎史郎氏 国と都の休業要請めぐる調整難航に「都だけがっちり固めても実は結果的に他県に移動…」

[ 2020年4月10日 15:43 ]

テレビ朝日の社屋
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 政治評論家の田崎史郎氏が10日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受けた休業要請をめぐり、国と東京都の調整が難航したことに言及した。

 都側は当初、緊急事態宣言と合わせた休業要請の実施を目指し、9日中に最終案をまとめ10日に公表、11日開始の方針を示していたが、経済への影響を懸念する政府側との間で開始時期や業種を巡って調整が難航。小池百合子知事と西村康稔経済再生担当相が9日夜会談し、ようやく合意した。

 田崎氏は「一見すると、国は人の命より経済を重視してるのかという話になって、小池さんは命ファーストでやって、なかなかいいねってことになるんですが、それほど問題が簡単でないのは、例えば今度パチンコ店閉めますよね、そこでどうしてもパチンコやりたいって人は神奈川行ったり埼玉行ったり千葉行ったりするんですよ。そうすると県外移動が起きちゃうんです」と指摘。そして「移動しないで下さいって言ってるのにどうしてもそれをやりたい人が行っちゃうわけですよ。だから東京都だけがっちり固めても実は結果的に他県に移動することになるんですよ。そこで人間の欲望をうまく操作しながら進めていかないといけないのがこの問題の難しさ」と話した。

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2020年4月10日のニュース