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阪神・大山が主砲の意地 先制8号&チーム唯一のマルチ 西純の先発試合では3戦連発

[ 2022年5月26日 05:30 ]

交流戦   阪神1-6楽天 ( 2022年5月25日    甲子園 )

<神・楽>2回、左越えに先制本塁打を放った大山はベンチでナインに迎えられる(撮影・成瀬 徹)  
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 前夜のヒーローからも笑顔が消えた。5点劣勢9回1死。守護神の松井裕を捉えた。反撃を信じて放った阪神・大山の左前打。最後の最後まで諦めない姿勢を結果で示した。唯一のマルチ安打を記録するなど一人気を吐いた。

 「何対何であろうと、最後に1点でも多く取って勝てばいい。みんなで勝ち取ろうと思いますし、一試合一試合しっかり全員で戦っていければいいかなと思います」

 前日24日の試合後には勝利に対する強い思いを明かしていた。その闘志をこの夜もバットで表現。0―0の2回先頭だった。左腕・辛島が投じた失投を見逃さなかった。高めに浮いた変化球を完璧に仕留めた一打は左翼席に着弾。均衡を破る先制弾も序盤とあって表情ひとつ変えずにダイヤモンドを一周した。

 「早い段階で点を取って、(西)純矢を援護したいと思っていた。浮いてきた変化球を一発で仕留めることができて良かったです」

 20日の巨人戦以来となる4試合ぶりの一撃だった。それは西純が先発の試合では3戦連発となる援護弾でもあった。必死に腕を振る3年目右腕の姿を見て燃えないわけがなかった。また、交流戦初戦となった前夜も攻守で奮闘。日米通算185勝を誇る田中将から殊勲打を放って甲子園では実に15年ぶりに土を付けた。

 4月24日のヤクルト戦で左膝を痛めた影響が今も残っている。それでも試合前のストレッチ以外に、個人トレーナーから受け取ったバランスボールを使用したエクササイズを5、6種類行うなど、メンテナンスにも時間を割く。先発に名を連ねる以上は役目を果たす。すべては勝利のためだ。無情にも空砲となった今季8号。しかし上昇気配にあることを証明した背番号3の逆襲はここからだ。(長谷川 凡記)

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