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投手が投げやすい工夫も 発展途上の若い投手が多い巨人 リーグ優勝へ鍵握る大城の存在感

[ 2022年5月26日 07:45 ]

4月29日の阪神戦。4回のイニングを無失点に抑えたプロ初登板の菊地(右)を迎える大城(撮影・河野 光希)
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 セ・リーグの首位争いに絡んでいる巨人。ポランコ、ウォーカーの新外国人の奮闘や3、4月の月間MVPを受賞した4番・岡本和らの活躍がその原動力になっている。

 そんな中、5年目の大城の存在も大きい。昨年は自己最多の125試合に出場し、正捕手としての土台をつくった。今季は開幕スタメンこそ小林に譲ったが、ここまで先発マスクはチーム最多。4月12日には地元・沖縄で凱旋試合となったDeNA戦でタイムリーを放ち、お立ち台に上がった。「声援も大きかったですし、とても励みになりました」と大音量の指笛を浴びた。

 今季は投手を引っ張る責任感を随所に感じる。12日のDeNA戦で連敗を5で止めたエース・菅野は「大城が要所で信頼して(サインを)出してくれたので良かった」と話すなど、この日に調子が良かったツーシームを効果的に使ってくれたことに感謝した。

 交流戦のチーム初陣でもあった24日のオリックス戦では2―2の8回1死三塁、打者・中川圭の場面で、デラロサに対してフルカウントから内角直球を要求。右腕が何度、首を振っても、サインは変えなかった。結果は空振り三振。ピンチを切り抜けたチームは直後の攻撃で勝ち越し、19、21年に続く交流戦白星スタートを切った(20年はコロナ禍で中止)。

 試合の立ち上がりなどで、制球の定まらない投手に対してはセオリーに反し、変化球のサインでわざと高めにミットを構えたり、投手が投げやすい環境をつくる工夫も見られる。発展途上の若い投手が多い今季の巨人。2年ぶりのリーグ優勝への鍵は、大城が握っていると思う。(記者コラム・川島 毅洋)

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