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二刀流挑戦中の日本ハム・上原 二塁打放ち無失点投球も無念降板「5回投げ切りたかった」

[ 2022年5月26日 06:00 ]

交流戦   日本ハム6―7ヤクルト ( 2022年5月25日    神宮 )

<ヤ・日>5回、二塁打を放つ上原(撮影・西川祐介)
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 昨秋から投打二刀流に挑戦中の日本ハム・上原健太投手(28)が「8番・投手」で先発。打っては左中間二塁打を放つなど1安打1得点、投げては5回途中降板も3安打無失点の好投を見せた。今季初先発で球団OBのエンゼルス・大谷と同じ二刀流で、投打に非凡さを発揮。試合は2点リードの9回に2戦連続のサヨナラ本塁打を浴び、3連敗を喫した。

 明大時代から慣れ親しんだ神宮球場。上原が二刀流挑戦後、初の投打同時出場で高い身体能力を発揮した。

 打撃では5回に外角低めのカーブをすくい上げ、左中間を破る二塁打。18年6月18日の広島戦でプロ初安打となる本塁打を放って以来の2安打目を放った。次打者・上川畑のカウント2―2から新庄監督は上原にスタートを切らせてエンドラン(結果はファウル)を仕掛ける場面も。上川畑の中前打で一、三塁とすると、松本剛が中犠飛を打ち上げて上原が生還した。

 投げても2段、通常、クイックの3モーションを使い分けて4回まで2併殺を奪うなどゼロ行進。二刀流をやることによって「実際に自分が投げる時にこれが嫌なんじゃないかなとか、打者だったらこう考えてくるのかなとか」とメリットを口にしていた通り、打者を幻惑した。

 悔やまれるのが勝利投手の権利まであと2死としたところでの降板だ。5回先頭から2者連続四球。長岡は一ゴロに打ち取ったが、ベースカバーに走ったところで一塁・清宮と交錯しそうになって試合が中断。足の状態を確認するために投球練習を行っているところで新庄監督が継投を決断した。

 「そんなに状態が良いとは言えない中、何とかゼロを積み重ねられていただけに、5回は投げ切りたかった。できることなら降板拒否をしたかったです…(笑い)」。上原は球団を通じた談話で冗談めかしながらも、20年以来の白星を手にできなかった無念さをにじませた。

 7年目の二刀流挑戦で今後への可能性を示した第一歩。大谷とは別の二刀流の道を地道に歩んでいく。(東尾 洋樹)

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