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ヤクルト 連夜の劇勝!山崎が逆転サヨナラ3ラン、高津監督驚き「やるとは思っていなかった」

[ 2022年5月26日 05:30 ]

交流戦   ヤクルト7―6日本ハム ( 2022年5月25日    神宮 )

<ヤ・日>9回、サヨナラ3ランの山崎(中央)はナインの手荒い祝福を受ける(撮影・西川祐介)
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 連夜の劇的勝利だ。ヤクルトは25日、日本ハム戦の2点を追う9回無死二、三塁から山崎晃大朗外野手(28)が人生初のサヨナラ弾となる右越え逆転3ラン。前日の村上に続き、2試合連続のサヨナラ弾で4連勝を飾った。今季4度目のサヨナラ勝利は両リーグ最多。昨年の日本一チームが、ど派手な交流戦連勝スタートとなった。

 興奮が収まらなかった。ただのサヨナラじゃない。2度追いついて、3度目はお釣りなしの逆転サヨナラ弾。報道陣の前に現れた高津監督は「いやあ、分からん。なんて言ったらいいか」と切り出し、恩師・野村克也氏の言葉を拝借した。

 「ベンチの雰囲気が諦めていなかったのは、間違いない。1人出たら点になるんじゃないかと。“不思議な勝ち”だよ」

 試合を決めたのは伏兵だった。4―6の9回無死二、三塁。山崎は「後ろの山田さんにつなぐことを考えた」と真ん中に浮いたフォークを振り抜いた。真芯で捉えた打球は、右翼席に飛び込む逆転サヨナラ3ラン。前日は村上が延長11回にサヨナラ2ランを放っており、球団の2試合連続サヨナラ弾勝利は、88年6月以来34年ぶりとなった。「サヨナラ(弾)は人生初めてです。村上が打つのは期待していた通りだと思うけど、僕が打つとは誰も思っていなかったのでは」。山崎がそう、お立ち台で笑わせると、指揮官も「山崎がやるとは思っていなかったね。これは書いてもいいですよ」と否定しなかった。

 1メートル73の28歳は、今季が勝負の7年目。2年連続で主に守備固めや代走での出場に終わった昨季終盤には、青木に「このままこれが続いちゃうよ」と言われて心機一転した。さまざまなバットを試すなど打撃を強化。開幕は青木モデルで迎え、12日に2番で起用されると11試合連続先発出場し、打率・289と必死に食らいついている。アピールとなるど派手な一発となったが「あまり目立つ行動はしたくない。つなぐ仕事がしたい」と浮かれることはなかった。

 今季4度目のサヨナラ勝利は12球団最多。4連勝で首位をキープした。歓喜の輪の中で山崎は、オスナに何度も尻を蹴られた。「10回蹴られました。(後輩の)長岡もいっぱい蹴ってきたので、後でやり返そうと思います」。この雰囲気の良さが、神宮サヨナラ劇場を支えている。(青森 正宣)

 ◇山崎 晃大朗(やまさき・こうたろう)1993年(平5)8月11日生まれ、和歌山県出身の28歳。青森山田では甲子園出場なし。日大では東都1部昇格に貢献し、15年ドラフト5位でヤクルト入団。16年8月5日の阪神戦で藤浪から初安打をマーク。同年10月の第1回U―23W杯で日本代表に選出され、初代王者に輝く。今季年俸2700万円。1メートル73、68キロ。左投げ左打ち。

 《異なる打者で球団44年ぶり》ヤクルトは24日の村上に続き山崎がサヨナラ本塁打。チーム2試合連続サヨナラ本塁打は、広島の16年6月17、18日オリックス戦(2戦とも鈴木誠也)以来。チームでは88年6月15、18日の巨人、広島戦(2戦ともデシンセイ)以来5度目で、異なる打者では78年9月19、20日中日戦で船田和英、杉浦亨がともに星野仙一から打って以来44年ぶり2度目。

 《交流戦初の先頭&サヨナラ弾》この日は松本剛(日)の初回先頭弾で始まり山崎がサヨナラ弾。同一試合で初回表先頭打者&サヨナラ弾は4月9日のヤクルト(初回先頭・塩見)―巨人(サヨナラ・立岡)戦以来史上29度目で、交流戦では初めてとなった。

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