×

広島・遠藤 粘って3勝!前回の完封目前で逆転負け雪辱「今までの自分とは違う。成長を実感」

[ 2022年5月26日 05:30 ]

交流戦   広島5-2ロッテ ( 2022年5月25日    マツダ )

<広・ロ>今季3勝目を挙げた遠藤(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 広島・遠藤淳志投手(23)が25日のロッテ戦で6回1/3、2失点の力投を見せて今季3勝目を挙げた。失点はソロ本塁打2本のみ。完封目前の9回に力尽きて敗戦投手となった前回17日の巨人戦の悔しさを晴らした。打線は前夜の零敗を引きずることなく、12安打5得点と機能。交流戦初戦からの連敗を阻止した。

 課題を一つずつつぶしてきたからこそ、今季の遠藤は崩れない。「前までの自分とは違う。成長を実感できている」。これまでとの違いの一つは、苦手としてきた立ち上がり。初回先頭の高部に左前打を許しても慌てず、続く中村奨を遊ゴロ併殺に仕留めて切り抜けた。

 「あそこで併殺を取れたのは大きかった。リズムよく2回以降も投げられた」

 制球が不安定になる悪癖を見せることもなくなった。3回1死無走者で投手・小島にストレートの四球。ここでも冷静で、続く高部を二ゴロ併殺と難なく乗り切った。2与四球と無駄な走者をためず、失点はソロ本塁打2本のみ。140キロ台前半ながら切れのある直球で押し込み続け、打者24人に凡飛7つを数えた。

 「フライアウトを取れる直球が自分の一番の武器。そうやってアウトを重ねて、一人一人丁寧に投げられたのは成長だと思う」

 登板2試合に終わった昨季の不振が課題克服につながった。昨季途中、2軍首脳陣から復調計画を立てられた。投球から離れてウエート強化期間を設けるプランなどが検討された中、2軍本隊に同行せず小林2軍投手コーチと投球フォームを見直す案が採用された。2カ月間実戦から離れ、目指したのは「立ったまま投げる」フォームの習得。リリースの際に左太ももと胸が付くほどの前傾姿勢だった点を修正し、下半身の負担軽減を目指した。上体を起こすと下半身の形も崩れず、地面を蹴って球に力を伝えられるようになった。

 このフォームを完成させるために体の強さを求め、オフ期間はボディービルダー指導のもとウエートトレに多くの時間を割いた。筋肉で体の柔らかさを失わないようにヨガやダンスも取り入れた。「いままでで一番練習した」と言い切れるほど充実した今オフ。「(1軍で完走した)3年目のときも自分の投げ方は分かっていなかった。いまは違う」と言い切れる自信が、今季の冷静なマウンドさばきにつながっている。

 前回17日の巨人戦では、完封目前の9回に崩れて敗戦投手。この日は、7回途中でマウンドを譲った。「やっぱり途中交代は悔しい」。この経験も、これからの成長材料になる。(河合 洋介)

 ▼広島・佐々岡監督(遠藤について)本塁打を浴びたが、その後も球の強さ、切れがあった。(7回途中82球での交代は)球の質や球数的にはまだまだ(続投もできたの)だけど、左打者(安田)というところで(塹江に)交代した。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2022年5月26日のニュース