今季初安打の中日・福留 記念球ゲット?「全然、違うボールですけどね」 落合ヘッドから“プレゼント”

[ 2022年5月26日 22:21 ]

交流戦   中日―西武 ( 2022年5月26日    バンテリンD )

<中・西>6回、代打・福留は適時二塁打を放ち、二塁上で手を叩いて喜ぶ(撮影・椎名 航)
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 26日の西武戦で今季初安打を放った中日・福留孝介外野手(45)に“記念球”がプレゼントされた。

 福留は5-1で迎えた6回、2死二塁から代打で登場すると、西武3番手の森脇のカーブを右翼線へ運ぶ適時二塁打。これが今季26打席目(四球3、犠飛2あり)で初安打となり、本拠地の竜党から大きな拍手を浴びた。

 試合後、福留は「とりあえず、何とかね。1本出ていなかったので、それは僕自身も我慢して使って頂いているのに、結果が出ないので苦しいところがありましたが、1本出たので、ホッとしたかなというのはあります」と胸中を明かし、ベンチで総立ちとなったナインに向けては「みんなが喜んでくれたのでよかったですし、良い場面で変わらずに使って頂いているのでよかった」と立浪監督にも感謝した。

 さらにベンチに戻ると、落合ヘッドコーチが初安打の記念球をプレゼント。ところが福留は「全然、違うボールですけどね。僕が冗談で“ボール、ボール”と言って、ヘッドが全然違うボールをくれました」と内幕を明かして、和ませたという。

 初安打が出るまでモヤモヤしたが、「どういう状況であれ、僕自身も一番年も上ですし、その中で自分のやることを変えずにそれだけは毎日続けようと。結果が出る出ないではなく、やるというところをね。若い選手に変な姿を見せたくなかったし、打てなくても常に変わらずにというのは意識して、気持ち持ってやりました」と、日々のルーティンも変えず、自分自身を信じて臨んだ。その結果が安打につながり、チームの連敗脱出にもなった。

 24日の西武戦には、PL学園元監督の中村順司氏(75)が始球式に登板。恩師の前で今季初安打を見せられなかったが、2日後に初安打が飛び出した。恩師とは「ちょこっと話をしたりとかですが、自分で気が付かないところであったりとか、話をしながらやりました」と、助言を受けたことも示唆。45歳の記憶に残る1本になったようだ。

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