巨人・菅野で16年以来の交流戦3連勝スタート逃す…6回3失点4敗目 丸9号&8回雄叫び打も1点届かず

[ 2022年5月26日 21:02 ]

交流戦   巨人2―3オリックス ( 2022年5月26日    東京D )

<巨・オ>巨人ベンチでは控え選手が立ったまま声出しをしたが…(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 巨人は26日、両リーグトップとなる6勝目を目指して先発した菅野智之投手(32)が6回91球を投げ7安打3失点で今季4敗目を喫した。打線は相手先発・山崎福に3回まで完全投球を許すなど苦しんだが、終盤の8回に、4回にチーム初安打となる9号ソロを放っていた丸が1点を返した。しかしあと1点届かず、チームは5連勝した16年以来となる交流戦3連勝スタートを逃した。

 菅野は初回にいきなり無死一、二塁のピンチを背負った。3番・大城に投犠打を決められ1死二、三塁で迎えた4番・中川に11球粘られた後に左犠飛を打たれ先制点を許した。5番マッカーシーを打ち取り最少失点でしのいだが30球を投げた菅野は渋い表情で汗を拭った。2回を無失点で抑えて迎えた3回。先頭・福田に死球で出塁を許し、その後盗塁を決められる。2番・宗には四球で初回と同じく無死一、二塁に。初回に犠打を決められた大城が左太腿の張りで早々に交代し代わった宜保がきっちり犠打を決め、先制犠飛を打たれた中川に今度はバットを折りながらの二ゴロの間に2点目を奪われた。打線は3回まで相手先発の山崎福にパーフェクトに抑えられた。

 4回に丸がチーム初安打となる9号ソロを放ち1点差で迎えた5回には先頭・福田周平に左前二塁打を打たれ、続く宗の邪飛でタッチアップされ1死三塁。3番・宜保に左犠飛を打たれ3点目を失った。犠飛、内野ゴロ、犠飛で3点を失った菅野は結局、6回を投げ91球7安打3失点。6回先頭の打順で代打・増田陸が送られ交代となった。

 打線は2点を追う8回。先頭の中山に代わり打席に入った立岡が、打ちあぐねた山崎福に代わってマウンドに上がった本田のスライダーを捉え右前に。打球が中川のグラブをはじく間に一気に二塁へ。代打・松原が倒れた後、1点目を叩き出した丸が雄叫びを上げながら右翼線を破る執念の一打で1点を返した。ウォーカー三振後に吉川が内野安打で出塁し2死二、三塁。打席には2戦連発中の主砲・岡本和が入ったが空振り三振に終わった。

 結局、あと1点が遠くチームは5連勝した16年以来となる交流戦3連勝スタートをエース菅野で逃す形となった。菅野はこれで今季4敗目を喫した。

 ▼菅野 (6回3失点で今季4敗目)コンディションを整えて次の登板に向けて頑張ります。

続きを表示

この記事のフォト

2022年5月26日のニュース