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鈴木啓示氏 大山弾のあと阪神打線に見えた気の緩み「さあ続くぞ」と集中するべきところだった

[ 2022年5月26日 05:30 ]

交流戦   阪神1-6楽天 ( 2022年5月25日    甲子園 )

鈴木啓示氏
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 【鈴木啓示 視点】いずれ何とかなる。勝負事でそんなことを思うと、何とかなった試しはない。気がついたら、相手のペースにはまって、ズルズルといってしまう。楽天の先発・辛島は今季初登板。しかも昨季、1軍登板は一度もなかった。この日の立ち上がりも見るべき球は正直なところなかった。

 しかも2回に先頭の大山が先制弾。「さあ続くぞ」と集中すべきところで、「これはいける」とちょっと気を緩めた。そんな攻撃に見えた。経験論で言ってはいけないことは承知の上だが、自分の現役時代も「いける」と思ったときほど足もとをすくわれた記憶がある。

 長いペナントレースでひと息ついてしまうことはある。しかし、強いチームには、こんな雰囲気の中で刺激を与える仕事をする選手がいるもの。阪神にもピリリと効いた仕事をする選手が出てきてほしかった。先発起用された小野寺、途中出場の原口にとってはチャンスだったはずだ。

 初回の走塁で足を痛めたマルテの穴をどう埋めるかもこれからの課題だ。当たってきた大山に打席が回るように打順は3番に置く選択肢は確かにある。でも、いいところは動かさないというのも勝負のセオリー。故障者が出ても基本の並びは変えない判断の方がプラスに働くと見る。(スポニチ本紙評論家)

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