長坂に代走出さなかった阪神・矢野監督「拳弥も遅いわけじゃない」「頭の中にはもちろんあったけど」

[ 2022年5月26日 21:39 ]

交流戦   阪神0-1楽天 ( 2022年5月26日    甲子園 )

<神・楽> 8回2死二塁、長坂の本塁憤死で矢野監督はリクエストを行使するためベンチを出る(撮影・大森 寛明)
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 今季12度目の零敗を喫して、交流戦最初のカードに負け越した阪神・矢野監督は勝負の分岐点にもなった場面について言及した。

 スコアレスの8回は2死二塁の好機を作って近本が左前打。浅い当たりだったが、二塁走者の長坂は本塁に突入もアウト。リクエスト判定を要求も覆らなかった。ベンチには植田、熊谷と代走で起用できる俊足ランナーが控えており、捕手も坂本、片山がスタンバイしていて二塁走者の捕手・長坂に代走を起用する手もあった。

 指揮官は「難しいところやったけどね。結果的に俺が行ききらんかったっていうのは受け止めているけど。延長12回という難しさと、その後に代走を出したいところもあったし、拳弥(長坂)も遅いわけじゃないんで。頭の中には(代走も)もちろんあったけど」と説明。8回まで投手陣を無失点に導いていた先発マスクの長坂をそのまま起用する決断に至ったことを明かした。

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