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オリックス・由伸 凄すぎ11連勝で球団最速通算500奪三振達成「また大きな記録を達成できたら」

[ 2021年9月19日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス4ー0西武 ( 2021年9月18日    京セラD )

<オ・西22>3回、笑顔を見せベンチに戻る山本(撮影・後藤 正志)
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 節目の記録を彩る快投劇は圧巻に幕を開けた。オリックス・山本の直球は強烈だ。初回1死、森との対峙(たいじ)では156キロ2球で追い込み、157キロ内角高めで3球三振。強打者を手玉に取って波に乗ると、3回川越を内角154キロで見逃し三振。この日4個目の三振で04年具台晟(クデソン)を抜き球団最速となる494回1/3で通算500奪三振に到達した。

 「一つずつ積み重ねて、また何か大きな記録を達成できたら」
 三塁すら踏ませず8回5安打無失点。両リーグトップを独走する14勝目を、今季4度目の2桁11奪三振で飾った。自己最長11連勝は球団歴代4位タイ。68年阪神・村山実、81年巨人・江川卓らに並ぶ連勝街道だ。勝率は同僚の宮城に譲るも、勝ち星に加え防御率1・46、165奪三振はリーグ断トツで19年以来2度目の最優秀防御率タイトルを含めた投手3冠は射程圏。球団記録は73年米田哲也の14連勝で、絶対エースが放つ“無敵感”が通過点の予感を漂わせる。

 この日は「Bsオリっこデー」と題したイベントでユニホーム名前欄にニックネームを採用。岡山県備前市出身で幼少期の愛称「YOSSY」(ヨッシー)。「ちょっと恥ずかしかった」と照れたが、次代を担う球児に伝えたい思いがある。

 「やりたいことを、やりたいだけ、やりましょう」。野球人口の減少に関心を持ち、過去には出身チームの東岡山ボーイズの関係者50人を京セラドームに招待したこともある。「野球の面白さを多くの人に伝えたい」。侍ジャパンの金メダルに貢献し、県民&市民栄誉賞の受賞も決定。同市役所ではユニホームや写真などを展示する企画も検討される。マウンドを離れてもエースの役割を自覚する。

 首位ロッテのマジック点灯を阻止し、2・5ゲーム差と迫った。「今は2位だけど“絶対に越すぞ”という気持ちです」と山本。25年ぶりの頂点は、背番号18がたぐり寄せる。(湯澤 涼)

 ○…山本(オ)が3回先頭の川越から奪った見逃し三振で通算500奪三振に到達。デビューから494回1/3は、04年に495回で到達した具台晟(クデソン)を2/3回更新する球団最速記録。近年の主な高卒入団投手では16年大谷(日)の445回には届かなかったが、08年ダルビッシュ(日)582回1/3、09年田中(楽)519回を上回るペースだ。また5月28日ヤクルト戦からの11連勝は、チームでは10年金子千尋の13連勝以来11年ぶり。トップの73年米田哲也14連勝、58年秋本祐作と前出金子の13連勝に続く4位タイ。

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