広島・鈴木誠 自己最多30発に王手! 劣勢8回にチームを鼓舞する29号 9月は14戦10発の量産態勢

[ 2021年9月19日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2ー4DeNA ( 2021年9月18日    マツダ )

<広・D(18)>8回1死、鈴木誠は中越えにソロ本塁打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 広島・鈴木誠也外野手(27)が18日のDeNA戦で、3点劣勢の8回に29号ソロを放ち、18年に記録した自己最多30本塁打に王手をかけた。しかし打線は8安打で2得点どまり。鈴木誠の直後を担う坂倉が6戦24打席連続無安打と不調で、5番として先発出場が続く中、レギュラーとしての壁に直面している。

 図らずも打線がつながりを欠いたことで、一発の存在感が、より強調された。1―4の8回1死無走者。鈴木誠はカウント1―1からのエスコバーのツーシームを、中堅左に運んだ。3試合ぶりの本塁打となる29号ソロ。3点を勝ち越された直後に、チームを鼓舞する一発となった。

 「(手応えは)まずまず。風ですかね」

 今季32試合を残し、18年に記録した自己最多の30発に王手をかけた。今月上旬には球団最長に並ぶ6試合連続本塁打を放つなど、9月は14戦10発と量産態勢に入っている。この日は打撃練習から左足の上げ幅を調整し、試合ではすり足気味に左足を引いてタイミングを取った。「いろいろと微調整」と豪快感が影を潜めても、力強さは維持。シーズン自己最多本塁打の更新は、時間の問題となった。

 しかし4打席で3出塁した鈴木誠を打線が生かし切れなかった。佐々岡監督は言う。「誠也の前に走者をためる形ができなかったし、誠也が(勝負を)避けられることが多い中で、5番の坂倉が少し調子を落としているのが、なかなかつながっていかない原因」。坂倉は、鈴木誠が二塁打を放った直後の4回1死二塁で空振り三振に倒れるなど、4打数無安打に終わった。これで6試合24打席連続無安打。4、5番を得点源とした一時の理想型が、崩れ始めてきた。

 坂倉は、規定打席に到達した7日時点では打率・332でリーグトップに立った。しかし、好調の反動は大きく、現在は同・304まで低下。ここが踏ん張りどころである。指揮官は「1年間(試合に出続ける)という、経験したことのない域に入っている中で、どう自分で修正して成長していくか。誠也が勝負を避けられるのは分かっている。そこでモノにできるか」と説明し、5番の重圧を乗り越えることを期待する。

 直近6試合の1試合平均得点は1・83。坂倉がこの苦しさをはね返した時、得点力不足も一気に解消に向かう。(河合 洋介)

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