大谷翔平“断固たる決意” スラダン魂でルースに再挑戦! 10勝へ20日先発

[ 2021年9月19日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス4ー5アスレチックス ( 2021年9月17日    アナハイム )

<エンゼルス・アスレチックス>試合前、ブルペンで投球練習する大谷(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が19日(日本時間20日午前5時7分開始)のアスレチックス戦に先発登板すると17日(同18日)、球団が発表した。右腕痛のため17日の同戦登板を回避したが、ブルペンで32球を投げ、自らゴーサインを出した。現在9勝、44本塁打。あと1勝に迫る1918年のベーブ・ルース(レッドソックス)以来の2桁勝利&2桁本塁打達成へ「断固たる決意」で挑む。 

 試合開始から1時間が過ぎた頃。球団が大谷の登板が2日後に決まったと発表した。前日にジョー・マドン監督が今季の登板終了も「選択肢の一つ」と示していただけに、何よりの吉報だった。

 試合前のブルペン投球。大谷は直球のほかにスライダー、カットボール、スプリットを含め32球を力強く投げ込み、回復を猛アピールした。マット・ワイズ投手コーチはマドン監督に「“フルゴリラ(全力で投げ込む投球練習)”のようだった」と報告。本人に意思確認した指揮官は、試合後に経緯を明かした。

 「(本人が)日曜日(19日)に投げられることを示したので日程を調整した。彼はadamant(断固とした態度)だった」

 自身の慈善団体「Respect90」の活動の一環でカブス監督時代からTシャツ作製を始めたマドン監督。この日は、大谷の投球練習前に行われた記者会見に「下手くその上級者への道のりは 己が下手さを知りて一歩目」と日本語で書かれたオリジナルTシャツを着て登場した。人気漫画「スラムダンク」でバスケットボール部監督の安西光義先生が猛練習に励む主人公・桜木花道に贈った言葉だ。複数のTシャツから、漫画の愛読者でもある大谷と水原一平通訳がチョイスした。

 マドン監督は、この言葉について「私にとっては失敗を恐れず、自由に堂々とゲームを楽しむという意味」と語った。作品自体は知らないというものの、報道陣から白髪、メガネ、名将という安西先生との共通項を指摘され、画像を確認すると「これは私ですね。素晴らしい」と喜んだ。

 チームのプレーオフ進出が絶望的でも、体調が許す限り失敗を恐れず、自由に堂々とプレーを楽しむ。桜木と安西先生に重なる2人の固い信頼関係が、登板決定につながった。

 「スラムダンク」では桜木が「ダンコたる決意ってのができたよ」というセリフを残し、物語のクライマックスに向かう。二刀流で駆け抜けてきた大谷は103年ぶりの偉業まで、あと1勝。中6日と十分な間隔を空けて残り3度の登板が可能だ。(柳原 直之)

 ▽スラムダンク 週刊少年ジャンプ(集英社)で90~96年に連載された井上雄彦氏によるスポーツ漫画。高校からバスケットボールを始めた初心者の桜木花道が、身体能力と努力で才能を開花させ、湘北高校の躍進とともに成長する物語。安西監督の数々の名言でも有名。単行本の累計発行部数は1億2000万部を超える。来年秋に新作の映画が公開予定。

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