93年には堀越が降雨コールド負け 井端弘和氏、それでも「甲子園でプレーできたことが幸せだった」

[ 2021年8月18日 05:30 ]

堀越時代の井端氏
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 第103回全国高校野球選手権大会の第5日は17日、甲子園球場で1回戦が行われ、第1試合は3年ぶり出場の大阪桐蔭(大阪)が4年ぶり出場の東海大菅生(西東京)に8回途中、降雨コールドで7―4で勝ち、初戦を突破した。降雨コールドで勝敗が決まったのは93年8月17日の鹿児島商工―堀越(当時西東京)戦以来だった。

 当時、0―3で敗れた堀越の「1番・遊撃」で出場していたのが元中日、巨人で活躍した井端弘和氏だった。鹿児島商工の8回表の攻撃中に激しい雨で、この試合2度目の中断。井端氏は「グラウンドが、あっという間に湖のようになった。夕立ちのような豪雨だった」と振り返る。ベンチ裏の通路が浸水するほどで、再開不能と判断された。裏の攻撃では自身に打順が回ってくる予定で「同点3ランを打ってやろう」と言う気持ちだった。

 審判員がゲームセットを告げての終了。グラウンドは泥のようになり「砂を持ち帰ることもできなかったし、相手校の校歌を聞くこともできなかった」。聖地を象徴するようなシーンも雨とともに流された。バスで宿舎に戻る頃には空は晴れていた。「バスの中から空を見上げると晴れていたんです。でもグラウンド状況は無理だろうな、という感じでした」と受け入れた。

 甲子園は高校球児にとって特別な場所。今でも当時のナインが集まると「最後まで試合をしたかったな―」という話しになる。だが、それ以上に「甲子園でプレーできたことが幸せだった。当時、負けたことは悔しかったですが、宿舎に戻る頃には晴れやかな気持ちに切り替わっていました」と回想した。

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