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“金腕”広島・森下 凱旋好投も無援5敗目に反省「隙を見せないようにしないと」

[ 2021年8月18日 05:30 ]

セ・リーグ   広島0ー3中日 ( 2021年8月17日    バンテリンD )

<中・広(15)>バッテリーを組む石原(右)とベンチに戻る森下(撮影・椎名 航)
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 広島・森下暢仁投手(23)の力投はまた報われなかった。東京五輪後の初先発となった17日の中日戦(バンテリンドーム)で7回を6安打2失点。だが、打線が福谷の前に沈黙し、悔しい5敗目を喫した。チームは、今季10度目で2試合連続の零敗が響いて3連敗。投打の歯車がなかなかかみ合わない。

 米国相手に5回を3安打零封した8月7日の決勝から中9日。金メダルに輝く東京五輪後の初先発は、悔しすぎる結果に終わった。7回106球を投げ、6安打2失点に抑えながら、打線の援護無く5敗目。それでも森下は自らを責めた。

 「(試合への)入りは良かったんですが、やっぱり2死からの失点なので。防げたのかな…と思います」

 初回は球数11球で3者凡退。先頭・ビシエドに二塁打を許した2回も、後続3人を危なげなく斬った。150キロを超える直球はもちろん、カーブ、チェンジアップ、カットボールも制球良く操り、先行きが楽観視される立ち上がりだった。

 だが、風向きは3回2死から変わる。京田に9球粘られて四球。続く渡辺にチェンジアップを投げたタイミングで二盗を許すと、今季初先発の2番打者には低めカットボールを拾われ、今季初安打となる先制打を左前へ運ばれた。痛恨だった。

 「逆方向を意識する中でバットが出た打球と思うし、その前に2死から四球を出して走られている。そういう隙を見せないようにしたいと思います」

 それにしても…だ。メジャー挑戦前の黒田にもあったが、森下が投げるとなかなか得点できない。登板14試合の総得点は40。援護点なしは今季3度目で、1試合平均得点も2・86にすぎない。防御率でリーグトップを争いながら、勝ち星が伸びない主要因に違いない。

 「カードのアタマに投げるので相手も好投手が出てくる。そこを崩さないといけないんだけど…ね」。佐々岡監督は無援の打線に渋い表情。森下については「2失点なので、もちろん責められない。ただ、2死無走者からもったいない失点ではあった」と指摘した。

 「このチームで勝ちたい。そう思ってやっています。勝てなかったので、反省して次に臨みたいと思います」

 借金返済に充てたい試合だった。誰よりも強く勝利を欲する森下は、悔しい1敗を明日の飛躍の糧にする。
(江尾 卓也)

 ▼広島朝山打撃コーチ(2試合連続の零敗に) 完全に抑えられているわけじゃないけど、最後の1本がつながらないというか。選手は一生懸命頑張っている。僕の責任と書いておいてください。良いアプローチができなかった。

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