筒香 パイレーツ移籍即二塁打! 72日ぶりメジャーで9回代打 古巣ドジャース撃ち

[ 2021年8月18日 02:30 ]

ナ・リーグ   パイレーツ1―2ドジャース ( 2021年8月16日    ロサンゼルス )

<ドジャース・パイレーツ>9回に代打で初出場し、二塁打を放つ筒香(AP)
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 パイレーツは16日(日本時間17日)、ドジャース傘下3Aオクラホマシティーを自由契約になっていた筒香嘉智外野手(29)とのメジャー契約を発表した。背番号は32。早速、同日のドジャース戦の9回に代打出場し、左翼線二塁打を放った。来季のメジャー生き残りに向け、古巣相手の一撃で再スタートを切った。

 メジャーでは6月5日以来、72日ぶりの打席。筒香が求められていた結果を出した。9回1死。通算335セーブの右腕ジャンセンの外角96マイル(約154キロ)のシンカーを捉え、左翼線に運んだ。

 約2カ月のマイナー生活。3Aでは7月以降に打率・317、7本塁打を記録した。試合前の記者会見では「僕の中では反対方向にしっかり打てるようになった。そこが一番」と手応えを口にし、フリー打撃では広いドジャースタジアムで本塁打を連発していた。

 この日は課題とされる95マイル(約153キロ)以上の速球を攻略。打球速度100・5マイル(約162キロ)も力強さを物語る。デレク・シェルトン監督には「素晴らしいクローザー相手に落ち着いた打席で左翼線によく打ち返した」と称えられた。

 安打は5月26日以来、82日ぶり。それでも二塁塁上では表情ひとつ変えなかった。「自分がどういうプレーができるか、自分に凄く期待しています」。逆襲への確かな一歩を踏み出した。 (笹田幸嗣通信員)

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2021年8月18日のニュース