新潟JBall「二刀流女子」で全国1勝!白井陽が先発&救援に適時打 サヨナラで1回戦突破

[ 2021年8月18日 05:30 ]

全日本学童軟式野球マクドナルド・トーナメント 1回戦   新潟JBall6―5清水町ドリームキッド ( 2021年8月17日    HARD OFF ECOスタジアム新潟 )

1回戦を勝利した新潟JBall臼木主将(右)と投打で活躍した白井陽
Photo By スポニチ

 ハードオフ新潟など新潟県内の計6会場で開幕し、1回戦10試合(サスペンデッド2試合を含む)が行われた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため2年ぶりの開催。初出場の新潟JBallはエースの白井陽向(ひなた)投手(6年)が、投打「二刀流」の活躍を見せて初戦突破した。

 頼れる女子エースが全国1勝をもたらした。白井陽は先発して3回2安打1失点。再登板した7回も打者1人を右飛に仕留めると、打っても適時打をマークするなど、投打で活躍した。

 「いい投球と打撃ができて良かった。慣れている球場だったので」。先発マウンドに上がり、試合の流れをつくると、4回2死二、三塁から勝ち越しの中越え2点三塁打。7回、救援での再登板の直後、5―5の7回1死満塁から岡崎が押し出し四球を選びサヨナラ勝利が舞い込んだ。

 白井陽は兄の影響で小1から野球を始め、憧れは大谷翔平投手(エンゼルス)。自身も投打に活躍し、笑顔をみせた。雨中の試合を制した高岡一圭監督は結成3年目の全国初勝利に「陽向はウチのエース。投球に専念してもらおうと思って打順を9番に下げたが、上出来です」と称えた。

 白井陽は上位進出へ「皆で声を掛け合いたい」と抱負。快進撃を誓った。(倉地 城)

続きを表示

2021年8月18日のニュース